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写真●メルー・ネットワークスの無線LANコントローラー「MC6000」
写真●メルー・ネットワークスの無線LANコントローラー「MC6000」
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 メルー・ネットワークスは2012年10月31日、無線LANコントローラーと無線LAN AP(アクセスポイント)の新製品を発表した。11月1日に出荷を開始する。

 無線LANコントローラーの新製品は「MC6000」。シャーシ型の製品で、同社の無線LANコントローラーの最上位機種となる(写真)。大規模キャンパスを持つ、大学や大企業などに向けた製品である。7Uサイズで、最大10枚のブレードを収容する。1枚のブレードは6つの10Gイーサネットのポートを搭載でき、スループットは最大20Gビット/秒。最大で500台のAPと5000クライアントの管理が可能である。

 MC6000全体だと、筺体に10枚のブレードを収容できるため、スループットは最大200Gビット/秒、管理可能なAPは最大5000台、クライアントは最大5万となる。「業界で最大容量の無線LANコントローラーだと考えている」(司馬聡・代表取締役社長)。

 APの新製品は「AP332」。高密度にAPを設置する環境や、マルチメディアなど大容量通信を行う環境に向くという。2.4GHz帯および5GHz帯に対応し、最大伝送速度はそれぞれの周波数帯で450Mbps(802.11nの3×3MIMO、3ストリーム)。アンテナ内蔵の「AP332i」とアンテナ外付けの「AP332e」の2機種がある。

 価格は、MC6000、AP332ともオープンプライス。予想販売価格は、MC6000が最小構成で860万円から、AP332は19万8000円である。

 司馬社長は「当社の無線LANソリューションの特徴は、シングルチャネルとバーチャルセルだ」と説明する。シングルチャネルは、周囲一体のAPで同じ無線LANチャネルを使えるようにする技術で、無線LANコントローラーがコリジョン(通信の衝突)を抑える形でAPが電波を出すタイミングをコントロールする。バーチャルセルは、同じMACアドレスと同じSSIDを持ち、同じチャネルを使う複数台の物理的なAPで、論理的なAPを構成する技術。クライアント端末からは1つのAPに見える。裏で、無線LANコントローラーが物理的なAPを束ねて管理しており、実際にクライアントと通信するAPの切り替えなどを実施する。「バーチャルセルは、移動しながらその先々で無線LANを利用するような場面で有効活用されている」(中西良夫・シニアシステムエンジニア)。