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写真●ARMコア「Cortex-A9」搭載小型ハードウエア「Wandboard」
写真●ARMコア「Cortex-A9」搭載小型ハードウエア「Wandboard」
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 組み込み機器向けの電子部品を販売するエヌ・エム・アールは2012年12月中旬に、ARMコア「Cortex-A9」搭載小型ハードウエア「Wandboard」の販売を開始する(写真)。Wandboardは、オープンソースコミュニティー「Wandboard.org」が開発している組み込み向けCPUボード。LinuxやAndroidなどが動作する。

 製品としては、シングルコアの「Wandboard Solo」と、デュアルコアの「Wandboard Dual」の2種類を用意する。Soloは「Freescale i.MX6 Solo」のSoC(System-on-a-Chip)と、512Mバイトのメインメモリー(DDR3 SDRAM)を搭載。一方Dualは「Freescale i.MX6 DualLite」のSoCと、1Gバイトのメインメモリー(DDR3 SDRAM)を搭載する。

 いずれも2つのmicroSDカードスロット、オーディオインタフェース、HDMI、カメラインタフェース、シリアルポート、2種類のUSBポート、ギガビットイーサネットポート、SATAコネクターを備える。Dualには、さらにIEEE802.11nの無線LANとBluetoothが含まれている(ただし、技適マークがないために国内使用不可)。

 Wandboardの特徴は、高速なCPUコアと大容量のメインメモリーを搭載しているのに安価なことに加えて、CPUやメインメモリーの心臓部と、各種インタフェースの周辺部が別々のボードになっている点である。

 安価な製品はコスト的な制約があるため、通常、このような2枚構成を採らない。Wandboardでは2枚構成にすることで、その心臓部だけを、自分で開発した機器にそのまま組み込める。製品化時の再設計や検証が不要になり、製品化のコストも下げられる。また、マイコンボード「Arduino」のアドオンボード「Shield」のように様々なインタフェースを搭載したボードの登場も期待できる。

 海外ではSoloが69ドル、Dualが89ドルで販売される予定だが、同社ではPSEマーク付きの電源アダプターを付属して、Soloを7800円、Dualを9800円で販売する予定だ。送料は、本州が800円、北海道・四国・九州が1100円、沖縄が1200円。