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写真●米ヴイエムウェアのCEOのパット・ゲルシンガー氏
写真●米ヴイエムウェアのCEOのパット・ゲルシンガー氏
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 30年間という自身のキャリアのほとんどを米インテルで過ごし、2009年に米EMCへ移籍、そして2012年9月に米ヴイエムウェアのCEO(最高経営責任者)へと就任したパット・ゲルシンガー氏。ヴイエムウェアはEMC傘下の企業ではあるが、ここ数年で人生初の「転職」を2度も経験した同氏は、それぞれの企業でカルチャーショックを受けたという。

 3社の違いについてゲルシンガー氏は、「インテルはムーアの法則にしたがって開発を進めるなど、非常に規律正しい企業だった。一方のEMCは、顧客を中心に考える企業だと感じた。そしてヴイエムウェアは、とても革新的な技術を持つ企業だ。しかし、まだ若くて未熟な面がある」と語る。

 「ヴイエムウェアは企業としてはまだ10歳代の若者で、急速に成長してきたものの成熟度が足りない。つまり私の任務は、ビジネスの手法やエンジニアリングの手法、顧客対応などすべての面において企業を成熟させることだ。そうすることで、ビジネスでの成長と同じ成熟度が達成できる」(ゲルシンガー氏)

 ゲルシンガー氏は、ヴイエムウェア前CEOのポール・マリッツ氏について「彼はIT戦略において優れた才能のある人物だった。今も彼はEMCおよびヴイエムウェアでIT戦略にフォーカスした役割を担っている」と話す。その上で、自身の役割が企業のオペレーションや実行および展開にあるとし、「これらは企業が成長するにしたがって重要度を増すものだ。こうしたことにフォーカスすることで、ヴイエムウェアを何十年も続く企業にする」と述べた。

 競合する企業として同氏は、マイクロソフトやシトリックス・システムズ、オラクル、IBM、アマゾン、グーグルなどの企業名を挙げ、「クラウド分野で戦うには企業として成熟し、抜本的な破壊的要素を提供しなくてはならない」と主張(関連記事)。「ヴイエムウェアの高いレベルでのビジョンは、最も破壊的なIT企業になることだ」とした。

 「アップルはコンシューマーエレクトロニクスの分野で抜本的なイノベーターだった。ヴイエムウェアはデータセンター分野で抜本的かつ革命的なイノベーターになる」(ゲルシンガー氏)