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 日立ソリューションズは2012年11月13日、組み込み用途のリレーショナルデータベース管理システム(RDBMS)サーバーソフトの新製品「Entier Micro」を発表した。2013年1月31日に販売開始する。既存ソフトの「Entier」(関連記事)と比べ、組み込み時の実装サイズをより削減した。価格は、ランタイム/開発環境ともに個別見積もり。

 Entier Microは、カーナビなどの専用機器に組み込んで使うためのRDBMS。開発対象の機器は、uITRON、Linux、Windows CE、Symbian、VxWorks、QNX、ThreadXなど。これらの上で動作するデータベース検索を伴うアプリケーションを、企業情報システム同様の開発ツールを用いて開発できる。開発ツールの稼働OSは、Windows XP/Vista/7、Linux。

 最大の特徴は、プログラム実装サイズが小さいことである。SQLデータベースのエンジンをロードしたときのメモリー使用量は、標準機能を使う構成時(管理データの量が少ない場合などに適する)に、約50Kバイトとなる。一方、既存ソフトのEntierでは約1.5Mバイトを消費する。

 データの保管場所も柔軟にした。具体的には、ストレージへの書き出しに加えて、インメモリー型でも動作する。さらに、いわゆるストリームデータ処理が可能という。センサーなどからリアルタイムに継続的に流れてくる入力値(ストリームデータ)を高速に解析し、ここから必要なデータをリアルタイムに抽出してアプリケーションに引き渡すことができる。

 開発に関する主な仕様は、以下の通り。問い合わせ言語はSQL。アプリケーション開発言語はC/C++。DBMS側ロジックの開発言語は独自で、PL/SQL(米Oracleのストアドプロシージャ開発言語)に準拠。文字コードはUnicode(UTF-8、UTF-16)とASCII。DB格納容量は4Tバイト(4096Gバイト)。インデックスの種類は、Hash、AVL-Tree、B-Tree。