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 三井情報など4社は2012年12月21日、北海道から沖縄まで広域に分布している4社それぞれのデータセンターにユーザーのファイルを分割して保存するストレージサービス「災害リスク分散型バックアップサービス」を発表した。4社それぞれが2013年2月に販売開始する。専用ソフトをインストールしたWindowsからファイルフォルダーとしてアクセスできる。

 ファイルバックアップ用途のオンラインストレージである。最大の特徴は、バックアップファイルを暗号化して複数に分割し、それぞれのデータ欠片を複数のサーバー(異なる拠点にあるデータセンター)に分散して保存する点。これにより、個々のデータ欠片が漏洩しても、ファイルの内容が分からない。また、分割時に冗長性を持たせているので、災害発生時に拠点の一つがシステム停止しても、他の拠点にあるデータを使ってファイルを復元できる。

 ユーザーやバックアップソフトからは、Windows上のフォルダーとしてアクセスできる。専用のフォルダーにファイルを格納すると、裏では複数のオンラインストレージに対してHTTPS経由で分割保存する。一方、同フォルダー上のファイルを参照すると、裏では複数のオンラインストレージからデータ欠片をHTTPS経由でダウンロードして復元する。

 ユーザー側の環境には、専用のクライアントソフトが必要になる。動作形態に応じて、二種類を用意している。一つは、個々のクライアントPCやサーバーに導入して直接オンラインストレージにアクセスするためのモジュールである。もう一つは、オンラインストレージへのアクセスを仲介する代理サーバーモジュールである。いずれも、Windows XP/7またはWindows Server 2003以降で動作する。

 用途に応じて四つのメニューを用意している。それぞれの価格(税別)は、以下の通り。(1)「クライアントPCタイプ」(クライアントPCのバックアップ用途)は、容量5Gバイトまで月額1700円。(2)「バックアップ利用」(ファイルサーバーのバックアップ用途)は、容量10Gバイトまで月額2450円。(3)「ファイルサーバー利用」(ファイルサーバー用途)は、容量5Gバイトまで月額1700円。(4)「企業間データ共有タイプ」(企業間で共有するファイルサーバー用途)は、利用者1人当たり月額950円および容量5Gバイトまで月額750円。

 サービスを販売する4社と、それぞれのデータセンターの場所(本社所在地)は、以下の通り。ほくでん情報テクノロジー(北海道札幌市)、電算システム(岐阜県岐阜市)、ファーストライディングテクノロジー(沖縄県浦添市)、三井情報(東京都港区)。なお、2013年度内に5社目(大阪府)を追加する予定という。