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 イラン南部のエネルギー関連施設などがサイバー攻撃(キーワード解説)を受けたとするイラン政府の発表を、複数の米英メディア(Washington PostNew York TimesReutersなど)が現地時間2012年12月25日に報じた。イラン政府は、この数カ月間、イラン南部のホルモズガン州にある発電所やその他の産業施設が「Stuxnet」マルウエア(関連記事)に狙われたと報告している。

 Stuxnetは2010年にイランの原子力発電所のウラン濃縮施設に感染しているのが確認された。イランの核開発を遅らせる目的で米国とイスラエルが共同開発したとものと報じられている。

 イラン政府は、直近の攻撃がいつ、どのように行われたか、詳細について明らかにしていないが、米国とイスラエルから発せられたものだと主張しているという。

 今回の攻撃は、数カ月前に起きたサウジアラビア石油会社大手と米国の一部金融機関に対するサイバー攻撃の報復の可能性が指摘されている。これら攻撃により、サウジアラビアの石油会社は多数のファイルを消失し、米銀行では多くの顧客が一時的に口座にアクセスできなくなった。米情報機関の当局者はイランのサイバー攻撃専門家が仕掛けたものだとする見解を示していた。