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 米シスコは2013年2月6日、同社が7年前から進めている全世界のトラフィック増加予測調査「Cisco Visual Networking Index」(Cisco VNI)のモバイル分野における最新版「Cisco Visual Networking Index Mobile Data Traffic Forecast and Methodology, 2012-2017」を公表した。

写真1●Cisco VNIの作成を指揮する米シスコのダグ・ウェブスター サービス・プロバイダーマーケティング担当バイス・プレジデント
写真1●Cisco VNIの作成を指揮する米シスコのダグ・ウェブスター サービス・プロバイダーマーケティング担当バイス・プレジデント
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 Cisco VNIは、トラフィックの将来予測として幅広く引用される調査であり注目度も高い。そのCisco VNIの発表の場としてシスコは今年、日本を選んだ。

 Cisco VNIの作成を指揮する同社のダグ・ウェブスター サービス・プロバイダーマーケティング担当バイス・プレジデント(写真1)は「日本はモバイルインターネットの将来を予測する上で要になっている。革新的な携帯電話事業者、アプリケーションプロバイダー、そしてこれらを文化として活用できるユーザーがいるからだ」とその理由を強調した。発表会の模様はUstreamを通じて全世界に中継されており、そのため全編英語による説明となった。

 そんなCisco VNIの最新版の調査結果では、2012年から2017年にかけて全世界のモバイルデータトラフィックは実に13倍にも伸びるという予測を示した(写真2)。2017年の全世界のモバイルデータトラフィックは年間134エクサバイトに達すると予想する。134エクサバイトとは、2010年の総モバイルIPトラフィックの46倍に相当するという。

 5年で13倍という世界のモバイルトラフィックの増加予測に対し、さらにそのペースを上回る予測としているのが日本だ。「日本は2012年から2014年にかけて世界を上回る14倍のペースでモバイルトラフィックが増加する見込み」(ウェブスターバイス・プレジデント、写真3)。実際、2012年のモバイルトラフィックの成長率は、先進国市場で最大だったといい、2017年にかけての成長率も日本が最大になると予測している。世界的に見れば成熟市場と言える日本においても、これだけの成長ペースを維持していくという予測は興味深い。

 なお、ウェブスター バイス・プレジデントは、これまでのCisco VNIの予測値と実際値の誤差は10%以内にとどまっていると述べ、予測の精度の高さを強調した。

写真2●全世界のモバイルトラフィックの増加予測
写真2●全世界のモバイルトラフィックの増加予測
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写真3●日本のモバイルトラフィックの増加予測<br>2012年から2017年にかけて、世界平均を上回る約14倍に膨れ上がると予想する。
写真3●日本のモバイルトラフィックの増加予測
2012年から2017年にかけて、世界平均を上回る約14倍に膨れ上がると予想する。
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