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写真1●ヴイエムウェアの三木泰雄社長
写真1●ヴイエムウェアの三木泰雄社長
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写真2●VMware Horizon Suiteの構成
写真2●VMware Horizon Suiteの構成
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 ヴイエムウェアは2013年2月21日、デスクトップ仮想化ソフトウエア新版を含む統合製品「VMware Horizon Suite」を発表した。タブレットやPCなど複数種類の端末を使って、どこからでも会社にあるデータやデスクトップアプリケーションを利用できるようになる。デスクトップ仮想化ソフト新版「VMware Horizon View 5.2」、物理PCの管理製品「VMware Horizon Mirage 4」、ポータルサイト構築製品「VMware Horizon Workspace 1.0」などから成る。

 ヴイエムウェアの三木泰雄社長は記者発表会で「エンドユーザーコンピューティングは今年のVMwareの三本柱の一つ。この新製品を活用することで、IT部門が直面しているマルチデバイスへの対応といった課題に応えることができる」と述べた(写真1)。

 VMware Horizon Suiteでは、仮想PC型デスクトップ仮想化ソフトなどを強化するとともに、これまで単体で開発・提供していた複数の製品の連携機能を強化した(写真2)。企業向けオンラインストレージソフト「Project Octopus」、アプリケーション仮想化ソフト「VMware ThinApp」なども統合されている。VMware Horizon Suiteは2013年第1四半期中に提供を開始する。市場予想価格は1ユーザー当たり約3万2000円。

 VMware Horizon Workspace 1.0は「VMware Horizon Application Manager」の後継製品に相当する。ユーザーデータ、アプリケーション、デスクトップを、ワークスペースというポータルサイトに集約して管理できる。ユーザーはどの端末を利用してもワークスペースを通じて同じデータやアプリケーションを、シングルサインオンで利用することができる。単体製品としても2013年第1四半期中に提供を開始する。市場予想価格はユーザー当たり1万6000円。

 VMware Horizon View 5.2は、仮想PC型デスクトップ仮想化製品「VMware View」の新版。サーバー仮想化環境上で、クライアントOSを導入した仮想マシンを稼働させて、物理PCやシンクライアントなどの端末から遠隔操作する方式を採用している。CADのような3Dグラフィックスの処理をサーバー上のグラフィックスカードを使って効率化できるようにした。サーバー上の1枚グラフィックスカードを複数の仮想マシンで供用できる。

 Windowsのデスクトップアプリケーションをモバイルアプリケーションに変換してiPhone/iPadやAndroid端末上で利用することもできるようにした。また、仮想PCのOSとして新たにWindows 8をサポートする。Microsoft Lyncのようなユニファイドコミュニケーションもサポートした。遠隔操作する端末ソフトウエアとして新たにHTML5対応Webブラウザーを利用できるようにしている。単体製品としても2013年第1四半期中に提供を開始する。市場予想価格は10~100ライセンスの場合、同時接続ユーザー当たり2万7000円。

 VMware Horizon Mirage 4は、物理PCのOSやアプリケーションなどを、論理的に階層を分けたディスクイメージで管理する製品。管理者はそれぞれの階層を個別にアップデートできるようになる。物理PCのクライアントOSを新版へ移行して、新OSで以前と同じアプリケーションを動作させるといった作業が効率的に可能になる。通常のPCではディスクの中にOSやアプリケーションが混在しており、OSを入れ替える作業は面倒だ。単体製品としても2013年第1四半期中に提供を開始する。市場予想価格は、同時接続ユーザー当たり1万6000円。