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写真●Firefoxブラウザーで音声通話、ビデオ通話を実行する標準規格「Web Real-Time Communications(WebRTC)」のデモ写真
写真●Firefoxブラウザーで音声通話、ビデオ通話を実行する標準規格「Web Real-Time Communications(WebRTC)」のデモ写真
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 米Mozillaは現地時間2013年2月24日、スペインのバルセロナで開催される国際的モバイル関連展示会「Mobile World Congress(MWC)2013」の記者会見において、オープンソースのモバイルOS「Firefox OS」を採用するデバイスの展開について明らかにした。

 Firefox OS端末の第1弾製品は、メキシコAmerica Movil、ドイツDeutsche Telekom、スペインTelefonica、ノルウェーTelenorといった携帯電話事業者が、ブラジル、コロンビア、ハンガリー、メキシコ、モンテネグロ、ポーランド、セルビア、スペイン、ベネズエラで2013年半ばを目処に投入する。

 Firefox OSは、オープンなWeb標準規格で構成されたWebプラットフォーム型OSで、すべてのデバイス機能をHTML5アプリケーションとして開発できる。このためキャリアは地域に合わせたインタフェースやサービスを手軽に構築することが可能。Mozillaは今年1月に開発者向けプレビュー機「Keon」と「Peak」を発表している(関連記事:Mozilla、「Firefox OS」搭載のプレビュー機「Keon」「Peak」を発表)。

 Firefox OS端末は、米Qualcomm製「Snapdragon」プロセッサを内蔵し、当初は中国TCL Communication Technology(TCL通訊科技)、韓国LG Electronics、中国ZTE(中興通訊)が製造を手がける。

 Mozillaによれば、上記4事業者を含め、これまで中国China Unicom(中国聯通)、アラブ首長国連邦のEtisalat、KDDI、韓国KT、シンガポールSingTel、米Sprint Nextel、イタリアTelecom Italia Groupなど主要な携帯電話事業者17社がFirefox OS端末の導入で提携し、オーストラリアTelstraも導入を検討しているという。KDDIは1~2年のうちにFirefox OS搭載スマートフォンを日本に投入する計画という。

 またMozillaは、Firefox OS向けアプリケーションストア「Firefox Marketplace」を最初のFirefox OS端末リリースと同時に利用可能にすることを明らかにした。Firefox Marketplaceでは人気のゲームや「Facebook」「Twitter」アプリケーションなどを提供する。

 Mozillaはそのほか、プラグインなしでブラウザーがリアルタイムの音声およびビデオ通話を実行するための標準規格「Web Real-Time Communications(WebRTC)」のgetUserMedia、PeerConnection、DataChannelsすべてをFirefoxブラウザー(Auroraビルド)でサポートしたと発表した(写真)。MWC 2013において、スウェーデンEricssonおよび米AT&Tと共同でデモンストレーションを行う。

[発表資料(1)]
[発表資料(2)]
[発表資料(3)]