PR
写真●PayPal HereのカードリーダーをiPhoneに装着したところ
写真●PayPal HereのカードリーダーをiPhoneに装着したところ
[画像のクリックで拡大表示]

 電子決済大手の米PayPalとソフトバンクの合弁企業である日本PayPal(PayPal Japanから社名変更、関連記事)ならびにソフトバンクモバイルは2013年3月5日、スマートフォンを使ったクレジットカード決済ソリューション「PayPal Here」の本格展開を始めると発表した。

 ソフトバンクグループは2012年9月から一部のソフトバンクショップで決済端末を販売していた。今後は全国約2700のソフトバンクショップや、ソフトバンクモバイルの法人営業網を通じてPayPal Hereを本格的に拡販する。クレジットカード・電子マネー決済を導入していない中小店舗・事業者を主な対象顧客とする。

 PayPal Hereは、スマートフォン/タブレット端末のイヤホンジャックに差し込むクレジットカードリーダー(写真)と、端末のアプリ、携帯電話通信網を組み合わせてクレジットカード決済を行う仕組み。スマートフォンは、2012年9月時点ではiPhone/iPadのみに対応していたが、今回、新たにAndroidスマートフォンの一部機種にも対応した。

 クレジットカードリーダーはオープン価格だが、ソフトバンクショップで1000円台で購入できる。決済手数料は5%。既に保有している端末や通信契約をそのまま生かして、最小限の初期投資でクレジットカード決済を始められるのが特徴だ。

ドコモ、KDDIと三つどもえの戦いに

 「現金文化」が根強い日本の中小店舗向け電子決済は有望市場で、ソフトバンクモバイル以外の各社も事業拡大を狙っている。

 大手携帯電話事業者では、KDDI(au)が楽天(楽天スマートペイ=関連記事:楽天がカード決済端末に参入、2980円の読み取り機を直販)と協業して中小向け事業展開を打ち出している。NTTドコモも決済ソリューションのリンク・プロセシングに出資するなどして、同市場に参入している(関連記事)。

 ソフトバンクモバイルは海外で有力なPayPalのブランドや開発力を生かしながら、事業拡大を図る。

[ソフトバンクモバイルの発表資料]