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 日本IBMは2013年3月13日、開発ソフト群「Rational」シリーズについて、国内向けの新しい販売施策を発表した。Rationalシリーズのクラウド型サービスである「Rationalクラウド」を、パートナー企業経由で提供する。3月13日の時点でRationalクラウドを提供するパートナー企業は、アイコクアルファ、ディアイスクエア、SRAの3社。3社は同日から販売活動を開始した。主なターゲット顧客は、いわゆる中堅企業あるいは中小企業のソフト開発現場である。

 Rationalクラウドでは、Rational製品群のうち「CLM(コラボレーティブ・ライフサイクル・マネジメント)」をSaaS形式で提供する。CLMは、要求管理機能を担う「Rational Requirements Composer」、作業管理や構成管理を行うための「Rational Team Concert」、テスト管理や品質管理の機能を提供する「Rational Quality Manager」の3製品で構成する。これら製品の組み合わせにより、複数人の開発者同士で成果物や進捗情報を共有することを支援する。

 アイコクアルファは「コラボレーティブ開発環境支援サービス」を提供する。Rationalクラウドを製造業に特化させたソリューションサービスで、Rationalクラウドの利用料と、開発現場への導入支援サービスを含む。初月の費用は180万円から、次月以降の月額費用は90万円から。アイコクアルファは自動車部品、作業支援ロボット、航空機部品を製造しているほか、CAD/CAMシステムの開発・販売も手がけている。

 ディアイスクエアは「オフショア支援モデル・スターター・モデル」と「アジャイル支援モデル・スターター・サービス」という2種類のサービスメニューを用意する。前者のオフショア支援モデルは、海外拠点と協働してソフト開発を進めている企業の開発現場をターゲットとしたもの。Rationalクラウドの月額利用料と共に、オフショア開発をサポートするサービスが含まれる。もう一方のアジャイル支援モデルには、アジャイル開発手法の導入支援サービスが含まれている。

 料金は、オフショア支援モデル・スターター・サービスが初月270万円から、次月以降は150万円から。アジャイル支援モデル・スターター・サービスが初月180万円から、次月以降は90万円から。ディアイスクエアは大阪造船所(現ダイゾー)の造船設計部と、産業能率大学の出資企業を元とするインテリジェントスクエア(旧社名は産能コンサルティング)を母体とする企業。

 SRAは「SPICEスターターパック」を提供する。ソフトウエアの開発プロセスをSPICE(Software Process Improvement and Capability dEtermination)に準拠させたい開発現場向けのサービスである。SPICEの簡易アセスメントサービスや、Rational Team ConcertをSPICEに準拠させるテンプレートなどを、Rationalクラウドに組み合わせて提供する。料金は環境構築やトレーニングなども含めた初期費用が250万円から、月額料金が59万円から。

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