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 音声認識アプリケーションを手がける中国企業が米Appleを特許侵害で提訴していた件で、裁判が7月に始まる見込みだと、複数の米英メディア(The RegisterSlashGearBusiness InsiderVentureBeatなど)がフランス通信社(AFP)の報道を引用する形で報じた。上海の裁判所では現地時間2013年3月27日、本格的審理に入る前の両社による証拠提出が行われた。

 Appleを訴えているのは中国Zhizhen Network Technology。Zhizhenは、同社の音声認識ソフトウエア「Xiao i Robot」に関する特許をAppleの音声アシスタント機能「Siri」に侵害されたとして、昨年7月に訴えを起こした(関連記事:中国企業2社がAppleを提訴、SiriやSnow Leopardで権利侵害と主張)。Xiao i RobotはiOSとAndroidに対応し、中国で約1億人に利用されているという。

 Zhizhenの主張では、問題とする特許は2004年に取得したもので、Siriが開発された2007年より早い。Siriは2011年に「iPhone 4S」に初めて搭載された。Zhizhenは、Appleの特許侵害が認められた場合、同特許関連の技術を使用したApple製品の製造および販売差止を求めるとしている。また、損害賠償を請求する可能性も示唆している。

 AFPがZhizhenから得た情報によれば、裁判所でAppleはZhizhenの主張を否定し、Zhizhenの訴えを退けるよう求めたが、裁判所はこれを却下した。本格的審理は7月に行われる予定。

 Appleは昨年、中国における「iPad」の商標を巡って中国Proview Technologyに6000万ドルの和解金を支払った。またここのところAppleに対する中国での風当たりは強く、中国中央テレビは先週、同社の保証方針を激しく非難し、人民日報は3日連続で同社を批判する記事を載せている。