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写真●CloudBenchで提出するレポートのサンプル
写真●CloudBenchで提出するレポートのサンプル
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 イーライセンスシステムズは2013年3月29日、Webサイトのレスポンスを計測してボトルネック分析レポートなどを提出するサービス「CloudBench」(写真)を提供開始した。サービスの特徴は、AWS(Amazon Web Services)のインスタンスを複数立てて、ここから大量のWebアクセス負荷をかけられる点である。

 AWS上の仮想マシン群からユーザーのWebサイトにアクセスしてレスポンスを計測する。負荷テストツールとしてオープンソースの「Apache JMater」を使う。同時アクセス数を段階的に増やしながらレスポスなどを計測することで、性能のボトルネックなどが分かる。これにより、Webサイトのチューニングやサイジング(容量設計)に役立つ。

 いくつかのサービスメニューを用意している(価格は税別)。性能測定の対象となるWebサーバーを3台までに限定した基本サービスは、10万円で提供する。サービスのアウトプットとして、Apache JMaterの出力結果を貼り付けて考察などを書き入れたExcel形式のレポートを提出する(文書の分量は、1サーバー当たり1シートが原則)。

 このほかに、監視対象のWebサーバー側にログインしてWebサーバー側の性能データを監視することで、より詳細に性能を分析するサービスも用意している。この場合、対象WebサーバーのOS部分のボトルネック調査を1台当たり5万円、ミドルウエア部分のボトルネック調査を1台当たり5万円で提供する。また、負荷テストの計測結果を受けたWebサイトのチューニングサービスもSIとして受注する。

 Apache JMaterを用いたSaaS型の計測サービスは複数あるが、同社のCloudBenchの特徴は、AWSのインスタンスを使ってWebクライアントを大量に用意できることである。原則として、「1インスタンス当たり仮想ユーザー5台で、10インスタンスまで増やす」といったように、ユーザーが指定した台数の仮想マシンから負荷を同時にかけることができるとしている。

 また、イーライセンスシステムズに負荷テストとレポートの提出を依頼する有償サービスのほかに、ユーザー自らAWS上でApache JMaterを利用する環境も提供する。具体的には、AWS上でApache JMaterを使うテンプレート(AMI)と、これを利用するためのパスワードを無償で提供する。AWSのインスタンス自体はユーザー自ら用意する必要があるが、テンプレートを使うことで簡単に負荷テストツールを利用できる。