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 ネットワールドは2013年4月2日、共有ストレージソフトの採用などによって価格を抑えたVDI(デスクトップ仮想化)システムの新パッケージ「Networld SVP for VDI / VMware Horizon View版」を発表、同日出荷を開始した。従来製品よりも大規模となる50~200ユーザーをカバーする。参考価格(税別)は、50ユーザー用が1180万円、200ユーザー用が3860万円。

 VDIに必要なミドルウエアをPCサーバー2~3台に導入したアプライアンス型のシステムである。VDIの基本部分は、デスクトップ仮想化ソフト「VMware Horizon View」(VMware vSphereを含む)とデスクトップOS「Microsoft VDAライセンス」(3年間)である。ストレージは、iSCSI共有ストレージソフト「StorMagic SvSAN」(関連記事)を使う。これらを2~3台のPCサーバー「Cisco UCS」に導入している。

 最大の特徴は、StorMagic SvSANによってシステム費用を抑えていること。同ソフトは、VMware仮想アプライアンスとして実装したiSCSI共有ストレージである。StorMagic SvSANを導入した複数台のVMwareサーバー同士の間でデータのミラーリングが可能であるため、きょう体の外部に共有ストレージを用意することなく、VMwareのHA構成やライブマイグレーションが可能になる。

 50ユーザー向け(1秒当たり30回のI/Oを想定、サーバー2台)と、200ユーザー向け(1秒当たり100回のI/Oを想定、サーバー3台)の二つのモデルを用意した。200ユーザー向けでは、50ユーザー向けモデルが備えない機能として、ストレージI/Oを削減して仮想デスクトップイメージへのアクセスを高速化する仮想アプライアンス型のインライン装置「Atlantis ILIO」(関連記事)を搭載した。

 なお、今回出荷したNetworld SVP for VDI / VMware Horizon View版は、StorMagic SvSANとvSphereを組み合わせたシステムパッケージ「Networld SVP」のラインアップの一つに当たる。VDI用途のNetworld SVPの新パッケージとしては、2013年内に、XenDesktopを採用した「Networld SVP for VDI / Citrix XenDesktop版」の提供を予定する。

 従来パッケージ(2011年2月に提供、関連記事)との違いは、想定ユーザー数を拡大したことである。従来パッケージは20~70ユーザーを想定したシステム構成となっていた(製品名は、「SVP for VMware View」と「SVP for Citrix XenDesktop」)。これに対して新パッケージでは、より大規模となる50~200ユーザーに適用規模を広げた形である。