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写真●SVF PDF Archiverの利用画面
写真●SVF PDF Archiverの利用画面
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 ウイングアークは2013年4月8日、業務システムが出力するPDF形式の帳票データを長期保管して活用するためのソフト「SVF PDF Archiver」(写真)を発表、同日発売した。帳票を専用システムで保管し、閲覧履歴やアクセス権限などを適切に管理することで、内部統制やセキュリティの需要を満たせるようになるとしている。価格(税別)は、1サーバー当たり180万円から。

 業務システムが出力したPDF帳票ファイルを収集/蓄積(アーカイブ)し、これらPDFファイル群に対して文字列による全文検索やプロパティ属性による検索を可能にするサーバーソフトである。Java環境で動作するWebアプリケーションであり、Webブラウザー(Internet Explorer)から利用する。蓄積するPDFファイル群の場所はSVF PDF Archiverの設定画面で指定し、SVF PDF Archiver側から能動的に収集する。

多国語をbi-gramで全文検索

 取り込める帳票は、同社の帳票印刷ソフト「Super Visual Formade」(SVF)またはMicrosoft Office(Word/Excel)で生成したPDFファイル。SVF PDF Archiverは、これらのPDF帳票から全文検索用のテキストを自動生成する。全文検索用のインデックスは、検索漏れを減らす工夫として、文字を2文字ずつ抽出して完全一致検索する「bi-gram」方式を採用した。これらと、PDFのプロパティ項目を組み合わせて検索する。

 検索対象の言語は8カ国語に対応した(日本語、英語、フランス語、チェコ語、タイ語、韓国語、中国簡体字、中国繁体字)。さらに、SVF PDF Archiverのユーザーインターフェース(Web画面)も、日本語、英語、中国繁体字の3カ国語向けに用意した。多国語の帳票を扱う企業や、海外拠点を持つグローバル企業などに適する。

権限管理/操作ログ/追跡データでセキュリティを確保

 アーカイブ用途に向けてセキュリティ機能も備えた。まず、ユーザー/グループごとにPDFの保存先フォルダーへのアクセス権限を設定できる。ユーザーは一般と管理者の二つがあり、これ以外に任意のグループを作成できる。一方、アクセス権限は、読み出し専用、読み書き可能、アクセス拒否の三つのいずれかを設定する。SVF PDF Archiverへの操作に対して「いつ」「誰が」「どこから」「何を」したかという操作ログも保存する。

 さらに、利用者がダウンロードするPDF帳票に、閲覧用パスワードの設定や暗号化のほかに、追跡用のデータなどを埋め込める。これにより、不正利用時の証跡に利用できる。具体的には、「ダウンロード実行日時」「ダウンロードしたログインユーザーID」「ダウンロードを行ったログインユーザー名」「リクエストを送ってきたクライアントのドメイン名」など8種類の情報をPDF内部に付加する。

 サーバーソフトの稼働OSは、Windows Server 2008 R2(64ビット)、Redhat Enterprise Linux 6(64ビット)、Oracle Linux 5.6以上(64ビット)、AIX 6.1/7.1。いずれもJava実行環境(JRE 7.0以上)が必要。一方、クライアント側はWebブラウザーとしてInternet Explorer 8/9/10を利用する。動作を保証するOSは、Windows XP/Vista/7/8である。