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写真●Waha! Transformer Ver4.2の画面
写真●Waha! Transformer Ver4.2の画面
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 ビーコンインフォメーションテクノロジー(ビーコンIT)は2013年5月13日、ETL(抽出/変換/登録)ツールの新版「Waha! Transformer Ver4.2」(写真)を発表、同日出荷した。新版では新たにジョブスケジューラー機能を内蔵したほか、SAP ERPやOracle Exadataとの連携機能を強化した。価格(税別)は基本ライセンスが300万円から。

 データベース同士をデータ連携させるためのETLソフトである。Windows上(Windows XP以降、Windows Server 2003以降)でスタンドアローンで動作し、Oracle Databaseなど各社のRDBMS(リレーショナルデータベース管理システム)や独SAPのERP、CSVファイル、FTP経由で取得するメインフレームデータ(SAM)など、各種のデータに接続できる。

 新版では、ジョブスケジューラー機能を内蔵した(ビーエスピーのジョブスケジューラーソフト「A-AUTO」のエンジンを搭載)。これにより、別途ジョブスケジューラーを用意することなく、条件に応じてETL処理を実行できるようになった。スケジュールによる処理の実行(開始時刻の指定や繰り返しの指定)や、メール受信やファイル生成などのトリガーに応じた処理の実行が可能である。

 新版ではSAP ERPからのデータ取得機能も強化した。SAPの標準言語であるABAPを用いることなく、ETLツールのビジュアル操作だけで、ERP内で追加/更新/削除されたデータについて、レコードの差分判定ができるようになった。従来版では、差分判定ができず、全件読み込みしかできなかった(テーブルに日付のカラムがあれば、日付を条件に読み込む運用は可能)。

 Oracle Exadataとの連携も強化した。ネットワークを介したデータ取得の際に、ODBCではなくネイティブAPIであるOCI(Oracle Call Interface)を利用できるようにした。これにより、読み込み速度がODBCに比べて約1.8倍に高速化したという。

 新版では、マルチコアを有効に活用するための並列処理の拡大や、ラージメモリーの有効活用、SQLデータの洗い替え処理のアルゴリズム改善なども図った。並列処理は最大で2.5倍に、SQLデータの洗い替え処理は2~10倍に高速化したという。