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 米Dellは現地時間2013年5月13日、同社取締役会の特別委員会が著名投資家のCarl Icahn氏と大株主の米Southeastern Asset Managementに、共同提案の追加情報を提出するよう求めたことを明らかにした。Icahn氏とSoutheasternは5月9日に、非公開化計画の新たな代替案を共同で提示していた(関連記事:Icahn氏とSoutheastern、Dellに非公開化の代替案を提示)。

 Icahn氏とSoutheasternの共同提案では、Dellは上場を維持し、株主は1株あたり現金12ドルまたは12ドル相当の追加株式を受け取る。必要な資金はDellの手元資金と52億ドルの借り入れによってまかない、Icahn氏とSoutheasternは出資する用意があるとしている。また取締役会の入れ替えも提案し、委任状争奪戦を行う構えも見せている。

 Dellが、同社創業者で最高経営責任者(CEO)のMichael Dell氏およびプライベートエクイティ会社の米Silver Lake Partnersを中心とする企業連合と合意した非公開化計画では、株主は1株につき現金13.65ドルを受け取る。非公開化計画の株主投票は今後行われるが、まだ日程は決まっていない。Dell株式の16%を保有するMichael Dell氏が投票に参加できないことなどから、Icahn氏は非公開化計画が株主に承認されないとの見方を強めているという。

 今回特別委員会は、Icahn氏とSoutheasternの共同提案が「取締役会が査定してよい実際の買収案なのか、非公開化計画が承認されなかった場合に検討する選択肢なのかはっきりしない」と指摘。また、借り入れに関する条件、資金調達の計画、新たな経営幹部にふさわしいと考える人事などについて、さらなる情報を提出するよう求めている。

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