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写真●米Huluのトップページ
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 オンラインビデオ配信サービスの米Huluに、米Yahoo!が買収提案を行ったと複数の海外メディア(米All Things D米Wall Street Journal米Bloombergなど)が現地時間2013年5月24日までに報じた。

 Huluをめぐっては、衛星放送の米DIRECTVやケーブルテレビの米Time Warner Cable、米News Corporationの元社長であるPeter Chernin氏率いる投資家グループなどが買収案を提示している。Bloombergなどによると5月24日に投資会社の米Silver Lake Partnersや米KKRも名乗りを挙げ、同日時点でHuluの買収を目指す企業は7社になった。

 ただし、Wall Street Journalは事情に詳しい関係者の話として、今後数週間でこれらの提案はいくつかに絞られ、同時にコンテンツライセンスに関する協議も行われると伝えている。これまで出された提案は法的拘束力を持たないという。

 Huluは2007年にNews Corporation、米Walt Disney、米Comcastが設立し、2008年にサービスを開始した。当初の目的は各社傘下の大手テレビ局の番組をインターネットで配信すること。だが、その後各社は自前のサービスを構築したり、有料サブスクリプションサービスを独自に展開したりしたため、合弁事業としてのHuluの存在意義が疑問視されるようになったという。また月額7.99ドルで提供している有料サービスの会員数は約400万人で、競合である米Netflixの有料会員、約2800万人と大きな開きがあるとWall Street Journalは伝えている。

 同紙によると、Yahoo!がHuluの買収に名乗りを挙げた理由は広告収入。同社はこれに先立ち、フランス版YouTubeとも言われる動画共有サービスのDailymotionを買収しようと協議を進めていたが、フランス政府の介入があり買収を断念したと伝えられている。Yahoo!にとってHuluの魅力は、広告収入が見込める高品質のテレビ番組だという。