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 2013年5月23日と24日の2日間にわたり、Infinity Ventures Summit 2013 Springが行われた。このイベントの目玉企画の一つは、毎年2日目の朝に行われる「Launch Pad」。同イベントの主催者であるインフィニティ・ベンチャー・パートナーズが公募し、応募者から選抜したベンチャー企業による製品・サービスのプレゼンテーション大会である。今回は、12のサービスが披露された。

 発表者であるベンチャー企業には各6分間が割り当てられ、その時間内に自社のサービスの魅力や実績、将来性などをアピールする。文字通り、ベンチャー企業が飛躍するための“発射台(Launch Pad)”となるイベントであり、上位入賞者は協賛社からの賞品を獲得できるだけでなく、参加者の多くを占めるベンチャーキャピタルなどからの注目を集めることができる(写真1)。

写真1●Infinity Venture Summit 2013 SpringのLaunch Padの上位入賞者
写真1●Launch Padの上位入賞者
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 ネット事業のトップら16人の審査員により、第1位を獲得したのは、小規模事業所や個人事業主のためのクラウド活用型会計サービス「freee(フリー)」だった(写真2)。同サービスでは、銀行やクレジットカード会社が提供するアカウント別の公開データを抽出、その内容から会計科目を自動抽出、分類するなどして、帳簿作成などを自動化してくれる(関連記事)。プレゼンテーションでは、自動分析・分類技術を活用したサービスの使い勝手を示したほか、3400ユーザーが利用しているなど最新の利用状況なども報告された。プレゼンの最後には、日本におけるクラウドサービスの利用率を上げることに貢献したいという意思表明もあり、これらの総合的なプレゼン内容も評価されたようだ。

写真2●クラウド活用型会計サービス「freee」
写真2●優勝したクラウド活用型会計サービス「freee」
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 2位は、スマートフォンの画面カスタマイズのためのコミュニティサービス「CocoPPa(ココッパ))」(写真3)。iPhone画面のうち、壁紙は自分のお気に入りに変えることができるもののアイコンは変更できない。CocoPPaでは、これをショートカットアイコンを活用することで解決した。既に世界中で使われており、お気に入りのアイコンや壁紙が世界中のユーザーやクリエーター間でやりとりされている。サービス開始から9カ月が経ち、ダウンロード数は800万を超え、そのうち半数は米国ユーザーという。現在はiPhone向けだけだが、Android版も近くリリースするという。

写真3●スマートフォンの画面カスタマイズのためのコミュニティサービス「CocoPPa」
写真3●スマートフォン画面をカスタマイズできる「CocoPPa」
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 3位は、スマートフォンでイベントの発券と購入、入場を可能にしたチケット販売サービス「tixee」(写真4)。スマートフォンのスワイプ操作によって実現する「電子もぎり」と呼ぶ機能を開発することで、スムーズな入場を可能にした。Mr.Childrenのデビュー20周年全国ツアーでの採用実績があり、同ツアーでのtixeeの利用比率は10%に上ったという。

写真4●チケット販売サービス「tixee」
写真4●チケット販売サービス「tixee」
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