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写真1●ファーストリテイリングの柳井正会長兼社長
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写真2●米セールスフォース・ドットコムのマーク・ベニオフ会長兼CEO
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写真3●米Twitterの東アジア地域を統括する近藤正晃ジェームス氏(右)と、ディー・エヌ・エー(DeNA)の創業者である南場智子取締役(左)
写真3●米Twitterの東アジア地域を統括する近藤正晃ジェームス氏(右)と、ディー・エヌ・エー(DeNA)の創業者である南場智子取締役(左)
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 2013年5月28日、都内で開かれた米日カウンシルが主催するシンポジウムで、ファーストリテイリングの柳井正会長兼社長と、米セールスフォース・ドットコムのマーク・ベニオフ会長兼CEOが講演した。同日開催の自社イベントのために来日中であるベニオフ会長は、午前に自社講演をこなし(関連記事:顧客本位の「カスタマーカンパニー」目指せ、セールスフォースがイベント開催)、午後にシンポジウムに駆け付けた。

 基調講演のテーマは、日米両国の次世代リーダーの育成やグローバル化への対応。柳井社長は時折英語を交えながら、「当社はグローバル1の全員経営を推進中だ。全社員がオーナーのつもりで仕事をしている。世界の人々の大半が住む環太平洋地域は、これからもっと成長する市場。我々は、西へ東へ、北へ南へ、進出する。若者たちがこれから環太平洋地域で活躍することを考えると、本当にワクワクする」とエールを送った(写真1)。

 一方、ベニオフ会長は大きな体を揺らしながら会場を動き回り、「今は顧客との間で、トラスト(信頼)革命が起きている真っただ中だ」と興奮気味に説明。そのうえで、消費者とつながることを第一に考えられる「カスタマーカンパニー」だけが勝ち残れることを強調した。

 セールスフォースにとって、日本での最大級の顧客であるトヨタ自動車の取り組みをビデオで流し、トヨタが車に人格ならぬ“車格”を持たせて、消費者と必死につながろうとしている「トヨタフレンド」の事例を紹介した(写真2)。

 この後、米Twitterの東アジア地域を統括する近藤正晃ジェームス氏(Managing Director, East Asia)と、ディー・エヌ・エー(DeNA)の創業者である南場智子取締役を迎えたパネルディスカッションが開かれた(写真3)。近藤氏は「LINEの成功を見た日本の若者が『自分たちにもできると思ったはず』」と話題を振ると、南場氏は「私にとって人生最大のリスクは、会社を辞めてDeNAを始めたこと。でも本当にやってよかった」と、起業のエピソードを語った。

 そして、南場氏は「情熱を持てるものに突き進んでほしい。もしも何に情熱を傾ければよいか分からなければ、自分のスキルに投資しましょう。そして、一度は日本を出なさい」と持論を展開した。

 シンポジウム会場の大型スクリーンには、常時Twitterのつぶやきが流れ、ベニオフ会長や近藤氏も客席から何度も、コメントを投稿していた。