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図1 Windows 8.1のデスクトップ画面には、Windowsロゴマークの「スタートティップ」が用意される。これをクリックすると、スタート画面に戻る(米マイクロソフトが公開する「TechEd North America 2013」のキーノート映像より)
図1 Windows 8.1のデスクトップ画面には、Windowsロゴマークの「スタートティップ」が用意される。これをクリックすると、スタート画面に戻る(米マイクロソフトが公開する「TechEd North America 2013」のキーノート映像より)
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図2 現行のWindows 8では、マウスポインターを画面の左下隅に移動させると、スタート画面のサムネイルが表示される。これをクリックするとスタート画面に戻る
図2 現行のWindows 8では、マウスポインターを画面の左下隅に移動させると、スタート画面のサムネイルが表示される。これをクリックするとスタート画面に戻る
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図3 Windows 8.1のデスクトップ画面。TechEd North Americaのデモに使用されたのは、「Windows 8.1 Enterprise Preview」で、ビルド9415と書かれている(キーノート映像より)
図3 Windows 8.1のデスクトップ画面。TechEd North Americaのデモに使用されたのは、「Windows 8.1 Enterprise Preview」で、ビルド9415と書かれている(キーノート映像より)
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図4 Windows 8.1のスタート画面。背景をデスクトップ画面の背景と統一できるほか、タイルのサイズをさらに小型化できるようになる(公式ブログより)
図4 Windows 8.1のスタート画面。背景をデスクトップ画面の背景と統一できるほか、タイルのサイズをさらに小型化できるようになる(公式ブログより)
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図5 TechEd North Americaでは、Windows 8.1のテザリング機能も披露した。図はその設定画面(キーノート映像より)
図5 TechEd North Americaでは、Windows 8.1のテザリング機能も披露した。図はその設定画面(キーノート映像より)
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 米マイクロソフトは2013年6月3日(米国時間)、米ニューオーリンズで開幕した開発者向けイベント「TechEd North America 2013」のキーノートにおいて、Windows 8の改良版である「Windows 8.1」(開発コード名は「Windows Blue」)の新機能を説明した。同社の公式ブログでは、5月30日にWindows 8.1の概要に触れているが、公の場で実際のデモを行ったのは初めて。注目の“スタートボタン”の存在も、デモの中で確認できた(図1)。

 Windows 8.1は、同社が2013年後半に公開予定のWindows 8の改良版。Windows 8に対する無料のアップデートという形で提供する。これについては以前から「スタートボタン」が復活するのではないかという憶測があったが、同社は5月30日、公式ブログで「スタートティップ(tip)」と呼ぶ「マウスとキーボードを使って操作するユーザーのため」の改良を施したことを明らかにしている(関連記事)。

 ただし、このスタートティップは、Windows 8のスタート画面に戻るためのボタンであり、Windows 7以前のスタートボタンのように、「スタートメニュー」を開くためのボタンではないようだ。既に現在のWindows 8においても、画面の左下隅にマウスポインターを移動すると、スタート画面のサムネイルが表示され、これをクリックすることでスタート画面に戻ることができる(図2)。同社のこれまでの説明を読み解くと、これがスタートティップであり、それを「お馴染みのWindowsロゴマークに変更した」のがWindows 8.1での改良だという。

 もちろん、サムネイルがWindowsロゴに変わったこと以上の改良点もある。一つは、デスクトップ画面では、タスクバーの左端に常にスタートティップが表示されていること(図3)。つまりスタートボタンの代わりのボタンとして配置される。これまでは、マウスポインターを画面の右上隅から下へと移動させることで「チャーム」バーを表示させ、その真ん中にある「スタート」チャームを選ぶ、という回りくどい操作を使ってスタート画面に戻っていたユーザーもいるだろう。それに対してWindows 8.1では、スタート画面に戻るボタンが明示的に存在するので、より分かりやすく簡単になる。

 また、スタート画面についても、タイルの並んだスタート画面ではなく、「アプリビュー」と呼ぶアプリの一覧画面に変えることができるという。そのように設定しておけば、左下隅にある“スタートボタン”(スタートティップ)をクリックするとアプリの一覧が表示されるという意味で、従来のWindowsと近い操作感になる。

 スタートメニューの復活とまではいかないが、それに準じるユーザーインターフェースを追加して、ユーザーの不満解消を狙う“折衷案”といえそうだ。

 このほかWindows 8.1では、スタート画面の背景をデスクトップ画面の背景と共通化できること、スタート画面のタイルを従来に比べ4分の1に小型化できること――などのカスタマイズ機能が搭載される(図4)。TechEd North Americaでは、さらにテザリング機能、Miracastに対応したワイヤレスの映像出力、Wi-Fi Directによる無線印刷、NFCによるプリンターの設定などの新機能が発表された(図5)。

 同社は6月26日にWindows 8.1のプレビュー版を公開する予定。同日から始まる開発者向けイベント「Build 2013」で、より詳細な情報を公表する。