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写真1●米PTCでシニアバイスプレジデント兼CTO(最高技術責任者)を務めるアンドリュー・ワーキン氏
写真1●米PTCでシニアバイスプレジデント兼CTO(最高技術責任者)を務めるアンドリュー・ワーキン氏
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写真2●欧州エアバスはビデオを織り交ぜ、ITを使った将来のイノベーションの可能性を披露した
写真2●欧州エアバスはビデオを織り交ぜ、ITを使った将来のイノベーションの可能性を披露した
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 PLM(製品ライフサイクル管理)ソフトなどを手掛ける米PTCのシニアバイスプレジデント兼CTO(最高技術責任者)のアンドリュー・ワーキン氏は2013年6月11日(米国時間)、「PTC Live Global 2013」(カリフォルニア州アナハイム)のキーノートに登壇し、「イノベーション」をテーマに語った(写真1、関連記事:製造業に変革迫る7つの外的要因、米PTCのへプルマン社長が語る)。

 まずワーキン氏はあらゆる機器がネットにつながる「モノのインターネット(Internet of Things)」に触れ、「データを得ることが、新しい技術の提供につながる」と語った。

 例えば、米アイロボットのロボット掃除機「ルンバ」は常にセンサーで感知しながらほこりや階段などの位置を把握したり、電池の残量が少なくなると充電ができる場所に自動的に戻ったりするという。「色んな製品があって、その周囲にも製品がある。そんな状況のなかで、(集めたデータを活用して)動きの最適化を考えていかなければいけない」(ワーキン氏)。

 一方で、ワーキン氏は「単純に接続されているだけでは、大きなバリューは提供できない」と指摘。集めたデータを社内の各部門にフィードバックし、製品やサービスの改善につなげてこそ意味があるとした。

 ワーキン氏がイノベーションの鍵としたのが、孤立しないこと。「孤立した形ではイノベーションは達成できない」と言い切り、「プロセスをきちんと整備して、部門間をまたがったシステムを構築しないといけない」と強調した。

 講演の後半にはPTCのユーザー4社が順番に登壇。欧州エアバスは、飛行状態に合わせて翼を調整する「スマートウィング」といった、将来のイノベーションの可能性に触れた(写真2)。