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 米Facebookが「Flipboard」風のニュースリーダーアプリケーションを開発中だと米Bloomberg Businessweekなどのさまざまな海外メディアが、米Wall Street Journalの記事を引用する形で現地時間2013年6月24日までに報じた。Facebookが社内で呼んでいるプロジェクトの名称は「Reader」。同プロジェクトは、1年以上にわたって進められている。米Apple出身のMichael(Mike)Matas氏が筆頭デザイナーとなり、iOS向けのアプリケーションを開発しているという。

 Wall Street Journalの23日付記事によると、Facebookの狙いはユーザーの滞在時間を増やすこと。現在Facebookのユーザーは主に、投稿や写真を介して友人や家族の近況を知るといった用途でFacebookを利用している。だがFacebookはニュースやリアルタイムのイベントなどを提供し、ユーザーの興味の中心となる場所を目指しているという。

 現在Facebookをモバイル端末を利用している人は、ほんの数分間という短い時間で投稿したり、友人の投稿を眺めたりして、その後サービスから離れてしまう。ニュースのような没頭できるコンテンツを提供できれば、滞在時間が延び、モバイル広告収入も拡大するだろうとWall Street Journalは伝えている。

 同紙によると、Mark Zuckerberg最高経営責任者(CEO)がプロジェクトの進展を注意深く見守っており、同氏も意見を述べたり、デザインを評価したりしている。「迅速かつ大胆に」がスローガンのFacebookとしては、比較的ゆっくり、慎重に進められているという。

 なお、プロジェクトの筆頭デザイナーとWall Street Journalが報じているMichael(Mike)Matas氏は、Apple出身で米Nest Labsの学習型サーモスタット「Nest Learning Thermostat」のデザインも手がけた人物。その後同じくApple出身のKimon Tsinteris氏と米Push Pop Pressという会社を共同設立していたが、この会社は2011年8月にFacebookに買収されている(関連記事:Facebook、電子出版プラットフォームのPush Pop Pressを買収)。