PR

 ウィルコムは2013年7月1日、東京地方裁判所から会社更生手続き終結の決定を受けたと発表した。これを受け、同社は裁判所ならびに管財人の監督下から離れ、同日付でソフトバンクの連結子会社となった。

 ウィルコムは2010年2月に会社更生手続きの開始を申請。ソフトバンクの支援を受け、再建を進めてきた。更生計画では約410億円の更生債権・更生担保権を2011年からの6年間で均等弁済する予定だったが、業績が改善してきたこともあり、6月7日に残額約271億円を一括繰り上げ弁済した。

 PHSの契約数は2011年2月(3Gを含めた契約数は2011年1月)から純増に転換し、5月末で516万7300件(3Gを含めた契約数は545万200件)まで伸びた。他社携帯・一般加入電話への国内通話が月980円の定額になる「だれとでも定額」や「もう1台無料キャンペーン」が好評。今夏にはPHS、3G(プラチナバンドを含む)、4G(LTE)に対応したスマートフォンの新機種も投入し、割安なパケット通信料と組み合わせて攻勢に出る構えだ。2014年秋に予定する携帯電話との番号ポータビリティー(MNP)解禁にも自信を示す。

 ウィルコムの営業利益は2011年度第2四半期から四半期ベースで黒字転換しており、今回の連結子会社化に伴い、直近の業績も明らかになった。2011年度(2012年3月期)は売上高が1650億5900万円、営業利益が24億8800万円、経常利益が38億2300万円、当期純利益が25億3100万円、2012年度(2013年3月期)は売上高が1693億2300万円、営業利益が63億7200万円、経常利益が67億5000万円、当期純利益が77億900万円と伸びている。

■変更履歴
当初、最終段落の冒頭で「ウィルコムの営業利益は2011年第2四半期」と表記しましたが、第2四半期の時期がわかりづらいため、「ウィルコムの営業利益は2011年度第2四半期から」と改めました。本文は修正済みです。 [2013/07/01 20:45]