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 グーグル日本法人は2013年7月18日、スマートフォンやタブレット、パソコンといったマルチデバイス環境における消費者の利用状況や行動についての調査結果を発表した。調査はイプソスとの協業により実施。調査対象者はスマートフォンとパソコンの両方を所有し、かつテレビを見るユーザーで、対象者数は1351人。対象者に、ある1日24時間のメディア接触について記録してもらい、回答内容について追跡調査した。なお今回の調査では、マルチデバイスの中にフィーチャーフォン(従来型携帯電話機)は含まれていない。

 調査結果は、同社広告ソリューション推進本部 プロダクト&ソリューション スペシャリストの丹下智貴氏が説明した。まず1日に接触するメディアについて、91%がスマートフォンやテレビなどスクリーンを備えた機器となっている状況を説明(写真1)。一方で新聞や雑誌は接触メディアとして非常に小さな存在となっていることが分かる。内訳はスマートフォンが40%、パソコン(デスクトップおよびノート)が22%、タブレットが3%、テレビが27%。スクリーンを持たないメディアとしては、ラジオが3%、新聞が5%、雑誌が1%だった。

写真1●メディアへの接触はスクリーンメディアが主流
写真1●メディアへの接触はスクリーンメディアが主流
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写真2●メディア接触の40%はスマートフォン
写真2●メディア接触の40%はスマートフォン
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 40%と接触が最も多いスマートフォンの場合、その利用場所は38%が自宅外、62%が自宅で利用し、その利用目的は情報収集が41%、SNSなどのコミュニケーションが40%だった(写真2)。一方22%だったパソコンは、27%が自宅外、73%が自宅での利用で、利用目的の59%は情報収集でスマートフォンと同様だが、2番目となる29%が仕事との回答だった。

オンライン行動の起点もスマホから

 続いて丹下氏は、マルチスクリーンの利用について説明。ユーザーはスクリーンを備える複数のデバイスを使うにあたって、(1)引き継ぎ利用、(2)同時利用の二つがあるとした。引き継ぎ利用は、あるデバイスで始めたことを他のデバイスに引き継ぐ利用方法、同時利用は複数のデバイスを同時に利用するものである。同時利用の場合は、その利用目的や内容によって関連性がある場合とない場合に分けられるとする。

 こうしたマルチスクリーンの利用にあたり、対象者の87%は引き継ぎ利用をしており、さらにそのなかの96%がその日のうちに引き継いでいるという(写真3)。スクリーンを引き継ぐ際の起点となるデバイスはスマートフォンが多くを占める(写真4)。情報検索、Webサイト閲覧、ショッピングなどいずれもスマートフォンを起点に行動を起こし、パソコンやタブレットに引き継いでいることが調査結果から明らかになった。

写真3●87%がスクリーンの引き継ぎ利用をしている
写真3●87%がスクリーンの引き継ぎ利用をしている
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写真4●オンラインの行動の起点はスマートフォン
写真4●オンラインの行動の起点はスマートフォン
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