PR
写真1●EGMAIN-GXの情報をiPad miniなどスマート端末用にレイアウト編集して表示するHOPE PocketChart
写真1●EGMAIN-GXの情報をiPad miniなどスマート端末用にレイアウト編集して表示するHOPE PocketChart
[画像のクリックで拡大表示]
写真2●現在はバイタルサイン参照のみだが、今年度中には入力機能をはじめ、3点認証などの看護業務支援機能も実装する予定。
写真2●現在はバイタルサイン参照のみだが、今年度中には入力機能をはじめ、3点認証などの看護業務支援機能も実装する予定。
[画像のクリックで拡大表示]

 富士通は、国際モダンホスピタルショウ2013(2013年7月17~19日、東京ビッグサイト)で、タブレット端末やスマートフォンを用いて院内・院外から電子カルテを参照できるモバイルソリューション「HOPE PocketChart」を展示した(写真1)。

 同社の中~大規模病院向け電子カルテシステム「HOPE/EGMAIN-GX」のオプションとして開発されたもので、大手電子カルテベンダーが大規模病院向け電子カルテのスマートデバイス利用をサポートする初のソリューション。今年度中には、病棟看護業務の支援機能を実装することもホスピタルショウで初めて明らかにした。

 HOPE PocketChartで利用できるモバイル端末は、iPadやiPhoneなどのiOS端末および富士通製のAndroid端末。電子カルテサーバーやPACSサーバーのカルテ情報、画像情報をMobile GWサーバー経由で、端末にインストールした専用アプリで無線LANアクセスして参照する。院外からのアクセスは、3GまたはLTE回線のIP sec-VPN経由で同社のデータセンターに設置されたMobile機体認証サーバーに接続。登録済み端末の機体認証を行い、専用回線(FENICSビジネスVPN)を介して、院内のMobile GWサーバーに接続する。

 参照できる診療情報は、患者基本情報、カルテ記事、オーダー内容、病名、検査結果、画像およびレポート、患者掲示板など。患者IDや氏名、病棟、予約患者一覧から患者カルテへのスムーズなアクセスができ、利用者ごとに気になる患者を登録しておくことも可能だ。

 また、コミュニケーション機能や承認機能も実装。緊急時など、院外にいてもリアルタイムに情報を閲覧できる、電子カルテシステムからのToDoメッセージを受診する機能も持っている。承認機能では、スマート端末を使って、医学生の診療行為や診察記事を指導医が事前承認するカウンターサインをはじめ、代行入力やサマリーなどの承認一覧の確認・承認ができる。

 現在リリースしている製品は電子カルテ、PACSの参照機能だけだが、「病棟看護業務でのバイタル入力や注射・輸血実施の際のバーコードによる3点認証などの機能も開発中で、今年度中には発売する。また、オーダー発行などの機能実装も今後計画していく」(富士通首都圏営業本部ヘルスケアビジネス推進部 岩村浩正氏)という(写真2)。