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写真1●Kiip創業者のブライアン・ワン氏
写真1●Kiip創業者のブライアン・ワン氏
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写真2●講演が始まってからの15分間の「達成数」をリアルタイムに把握できる
写真2●講演が始まってからの15分間の「達成数」をリアルタイムに把握できる
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写真3●ローソンの白井明子氏
写真3●ローソンの白井明子氏
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写真4●アイリッジの黒瀬翼氏
写真4●アイリッジの黒瀬翼氏
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 デジタルガレージとCGMマーケティングが2013年7月23日に開催した「New Context Seminar 2013 Summer」には、効果的なモバイル広告プラットフォームの開発で成果を上げているKiipの創業者であるブライアン・ワン氏が登壇した(写真1)。

 Kiipの特徴は、「達成の瞬間」(アチーブメント・モーメント、以下ではモーメント)に広告を表示することで、クリック率などの成果を上げる手法を導入したことである。モーメントの例としては、ゲームでハイスコアを得る、ランニングを終える、などがあり、そのタイミングでクーポンなどをスマートフォンに配信することで、クリック率などを高めるのである(写真2)。一般的なバナー広告のクリック率が1%程度であるのに対して、同社のプラットフォームを使う場合には10%を超えることもあるという。

 今回の講演では、同社が提供するサービスの概要や米国での活用事例などを紹介した。ワン氏によると、現在、月間延べ1100万台のスマートフォンが同社のサービスを利用しており、「モーメント」の数は月間2000万にも達するという。ワン氏は、モーメントにこだわる理由を「パソコンに比べて、スマートフォンはたくさんのモーメントで構成されるから」と説明する。 

 カナダ生まれのワン氏は、15歳で米コロンビア大学に入学し、18歳で卒業。その後シリコンバレーに移り2010年に19歳でKiipを創業したという経歴の持ち主。若くしてCannes Lionsやad:tech 2012などでも講演実績が多数あるという。Kiipとしても注目度が高く、米国のFast Company誌が選ぶ「2013年版・世界で最も革新的な企業」の1社に選出されている。

 今回のセミナーでは、ソーシャルメディアなどを活用して顧客の店舗への誘導に積極的なローソンの白井明子氏も登壇、Kiipの活用による成果を報告した(写真3)。同社が配布したゲームの中に、商品の無料券をもらえるバナーを張ることで、クリック率9%を達成したという。白井氏は「達成感があるときにクーポンが届く。コンバージョンが高く出た事例と言える」と評価した。

 セミナー開催の同日、デジタルガレージとCGMマーケティングは、ヤフーが提供する「Yahoo! JAPANアプリ」のプロモーションにKiipが導入されたことを発表した。一定の操作をした直後に表示する広告により、「Yahoo! JAPANアプリ」の継続利用を促進することを目指す。CGMマーケティングは、Kiipを活用したアプリカテゴリを、従来のゲームだけでなく、ポータルサイトアプリ、女性向けアプリ、タスク管理アプリ、料理アプリ、ワークアウト(運動)アプリなどに拡張していくという。

 同日のセミナーには、Kiipの事例とは別に、O2O(オンライン・ツー・オフライン)支援事業で実績を上げているアイリッジの黒瀬翼氏も登壇し、同社が手掛けるGU(ジーユー)のプロジェクトなど、多くの事例を紹介した(写真4)。