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写真●講演するガートナー ジャパンの長谷島眞時氏
写真●講演するガートナー ジャパンの長谷島眞時氏
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 「IT部門は変わらなければ、代えられる。変わるなら今でしょ」。ガートナー ジャパンの長谷島眞時氏は2013年7月26日、都内で開催中の「ガートナー アウトソーシング&戦略的パートナーシップ サミット 2013」でこう強調した(写真)。

 長谷島氏はアウトソーシングの歴史を振り返り、「IT部門はコスト削減のために、自分たちの存在意義を否定してきたのかもしれない」と指摘した。当初は工数不足を補うため、自分たちができることを外部に任せていたが、いつの間にか仕事を外に出すことが当たり前になり、社内人材の弱体化や知識とノウハウの流出を招いたという認識だ。

 「(自分たちができない業務をアウトソーシングする)不安感がまひし、外に取りとめもなく仕事が出ていった。その結果、IT部門が外部依存、ブローカー的な仕事に疑問を持たなくなった」(長谷島氏)。

 こうした現状を見直すため、長谷島氏は「原点に戻ろう」と提案する。

 そのための枠組みとして「ITケイパビリティ・モデル」を紹介した(関連記事:長谷島眞時の「システム部門幸せ計画)。これは内部で持つ知識やスキル、ノウハウを定義し、あるべき姿とのギャップを見極めるものだ。

 ここでは、IT子会社の位置付けやIT部門と事業部門の関係性も定義すべきという。長谷島氏は「ソーシング・マネジメントとは、現状だけではなく中長期的な視点に立って、このギャップを埋めていくプロセスだ」と語った。