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写真●Thunder 930の外観
写真●Thunder 930の外観
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 A10ネットワークスは2013年7月30日、負荷分散装置「AXシリーズ」の後継プラットフォーム「Thunderシリーズ」のラインアップを拡充し、エントリーからミッドレンジに位置する3つの新機種「Thunder 3030S/1030S/930」(写真)を発表した。8月5日に受注を開始し、8月末から出荷する。開発会社は、米A10 Networks。

 Thunder 3030S/1030S/930の3機種はいずれも、負荷分散装置である。前機種のAXシリーズを含めた同社の負荷分散装置の特徴は、ハードウエア性能を追求していること(関連記事:A10、毎秒17万件のSSL接続を処理できる最上位の負荷分散装置を発表)。レイヤー4以下のスイッチ処理を専用ASIC(特定用途向けIC)で実行し、それより上位の機能を汎用CPUのSMP(対称型マルチプロセッシング)構成で実行する。

 2013年5月には、新型のASICを採用するなどハードウエアを刷新して性能を高めた新シリーズ「Thunder」を発表、7月1日には第一弾として、ハイエンドに位置する3つの後継新機種を販売開始している(関連記事:A10ネットワークス、1U大で150Gbpsのハイエンド負荷分散装置を出荷)。

 今回、Thunderシリーズのラインアップを拡充し、エントリークラスの機種を追加した形である。具体的には、64ビット版としては最エントリー機種に当たるAX 1030の後継としてThunder 1030Sを、その上位となるAX 3030の後継としてThunder 3030Sを、同一価格帯で用意した(これにともない、既存のAXシリーズの価格を改正した)。価格(税別)はそれぞれ、Thunder 1030Sが349万9000円、Thunder 3030Sが579万9000円である。

 さらに今回、Thunderシリーズ中で最もエントリーに位置し、既存のAXシリーズを含めても最も安価となる新機種「Thunder 930」を追加した。既存の最安価機種「AX 1000-11」(32ビット版)の価格は220万円程度だったが、Thunder 930は戦略的に200万円を切る189万9000円(税別、以下同)とした。Thunder 930の主な性能は、1秒当たりのHTTPコネクション処理数が20万件、スループットが5Gビット/秒である。

 Thunderシリーズはいずれも、同一価格帯(改正前価格)の従来機種(AXシリーズ)と比べて、性能が向上している。例えば、今回追加したミッドレンジクラスのThunder 3030Sの1秒当たりのHTTPコネクション処理数は75万件で、AX 3030の58万件よりも多い。また、1秒当たりのSSLコネクション確立数(2048ビット鍵)は1万4000件で、AX 3030の2700件よりも多い。