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写真●メルー・ネットワークスの無線LANアクセスポイント「AP832」
写真●メルー・ネットワークスの無線LANアクセスポイント「AP832」
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 米メルー・ネットワークスの日本法人は2013年7月31日、IEEE 802.11ac Draftに対応した企業向け無線LANアクセスポイント(AP)の新製品「AP832」を発表した(写真)。日本では11月に出荷を開始する予定である。

 AP832は、同社の無線LANコントローラーとセットで使うAP。無線モジュールを2つ搭載し、日本ではそれぞれを5GHz帯と2.4GHz帯で使用する。5GHz帯は802.11ac Draftに対応し、最大伝送速度は1.3Gbps(3ストリーム、理論値)。2.4GHz帯は802.11nに対応し、最大伝送速度は450Mbps(3ストリーム、理論値)である。IEEE 802.3af(PoE)の給電により、3ストリームで使える。

 AP832の価格はオープンプライスで、参考価格19万8000円程度からとなる見込み。またメルーの無線LANコントローラーは、OS(System Director)を6.0にバージョンアップする予定。このバージョンアップで、無線LANコントローラーは802.11acに対応可能となる。

 日本法人の司馬 聡・代表取締役社長は、802.11acは対応機器が増え、高解像度ビデオなどこの規格を必要とするアプリも増えると見る。一方で、高い伝送速度を実現するには80MHz幅(オプションで160MHz幅)を必要とするが、5GHz帯の一部で使用が義務付けられているDFS(各種レーダーの電波を検知したら、使用チャネルを自動的に変更する仕組み)を考慮すると80MHz幅で取れるチャネルは限られてくると指摘。同社の製品は「シングルチャネル」と呼ぶアーキテクチャを採るため、「ユーザーにチャネルリソースの制約を課さずに済む」(同氏)という。

 シングルチャネルは、周囲一体のAPで同じ無線LANチャネルを使えるようにする技術で、無線LANコントローラーがコリジョン(通信の衝突)を抑える形でAPが電波を出すタイミングをコントロールするものだ。なお、シングルチャネルの構成を複数用意して帯域幅を上げる方法を、同社ではチャネルレイヤリングと呼んでいる。