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写真1●アクセンチュアのジェフリー・ベッグ執行役員兼経営コンサルティング本部統括本部長
写真1●アクセンチュアのジェフリー・ベッグ執行役員兼経営コンサルティング本部統括本部長
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写真2●アクセンチュアの石川雅崇経営コンサルティング本部セールス&マーケティング グループ統括 マネジング・ディレクター
写真2●アクセンチュアの石川雅崇経営コンサルティング本部セールス&マーケティング グループ統括 マネジング・ディレクター
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 アクセンチュアは2013年7月31日に記者説明会を開催し、日系企業の海外進出に関する調査結果を発表した。ジェフリー・ベッグ執行役員兼経営コンサルティング本部統括本部長は、「ここ20年で多国籍企業の数は3倍に増えた」と指摘(写真1)。グローバル市場において日系企業は、厳しい競争に直面しているという見解を示した。

 アクセンチュアは2013年7月に、日本、ASEAN加盟国、中国、香港、台湾、インド、韓国を拠点とする売上高2億5000万ドル以上の企業経営幹部249人にアンケート調査を実施した。その調査によると、過去3年間の海外での収益や利益が十分期待通りだったと回答した企業の割合は、中華圏やインドの企業がそれぞれ37%と36%、韓国やASEANの企業が23%だったのに対し、日系企業は12%だった。

 一方、経営課題の優先順位に関する日系企業向けのアンケート調査では、「グローバル化」は2008年時点で5位だったのに対し、2012年に実施した調査では1位という結果だった。海外市場での成功を最重要と考えながらも、多くの日系企業が思い通りの成果を得ることができていない姿が見て取れる。

 グローバル市場で成功するためのポイントの一つとして、「業務プロセスやITインフラを標準化し、意思決定しやすい環境を整備することが重要だ」と、アクセンチュアの石川雅崇経営コンサルティング本部セールス&マーケティング グループ統括 マネジング・ディレクターは語る(写真2)。

 ところが日系企業におけるグローバルでのITインフラ整備は、他のアジア企業に比べて出遅れているという。「複数地域での業務を支援するITインフラを適切に配置している」と答えた企業は、アジア企業が30%だったが、日系企業は16%にとどまった。「標準化を積極的に推進する韓国などの企業から学ぶべき点もある」(石川マネジング・ディレクター)とする。