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 韓国Samsung Electronicsが先ごろ米国と韓国で出願した商標や特許によって、同社が腕時計型のモバイル端末を開発していることが分かってきたと複数の米メディア(Wall Street JournalABC Newsなど)が現地時間2013年8月6日までに報じた。

 それによるとSamsungは7月29日に、米特許商標局(USPTO)に「SAMSUNG GALAXY GEAR」という商標を出願した。書類には「腕時計やリストバンド、ブレスレットの形状をしたウエアラブル・デジタルエレクトロニクス・デバイス」とあり、「インターネットにアクセスし、電話の発着信と、電子メールやメッセージの送受信の機能を備える」と記載している。

 またSamsungは同年5月下旬に、手首に巻いて装着する電話の機能設計に関する特許を韓国特許庁に出願している。こちらは本体にフレキシブルディスプレイと、曲げ伸ばしできる素材を使っており、丸めたり、平らな状態にしたりできるというもの。

 米Wall Street JournalによるとSamsungは将来の製品計画についての公式なコメントを避けている。だがSamsungの事情に詳しい関係者は、同社が新たな腕時計型モバイル端末を開発していると話したという。

 ただし同紙はディスプレイ業界のアナリストの話として、Samsungがフレキシブルディスプレイの量産を始めるには少なくとも数年かかるため、年内の製品化は難しいと伝えている。また手首に巻いて装着するタイプのスマートウォッチの実現には、バッテリーも新たに開発する必要があるという。Wall Street Journalによると、バッテリーの製造を手がけるSamsung SDIのPark Sang Jin最高経営責任者(CEO)は、スマートウォッチ向けの若干湾曲したバッテリーは2013年中に製造できるが、自由に曲げることができるものは、あと3、4年かかると述べている。