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写真●Veeam Backup & Replicationの画面
写真●Veeam Backup & Replicationの画面
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 クライムは2013年8月19日、VMware/Hyper-V専用のバックアップ/レプリケーションソフトの新版「Veeam Backup & Replication Ver7」(写真)を発表、同日出荷した。新版では、WAN高速化機能を内蔵してレプリケーションを高速化するなど、いくつかの機能を追加した。開発会社は、米Veeam Software。

 VMwareまたはHyper-Vの上で動作している仮想サーバーをエージェントを使わずにバックアップ/レプリケーションするソフトである。サーバー仮想化ソフトと連携して動作する。バックアップ対象側のサーバー仮想化ソフトにネットワーク経由で接続し、仮想サーバーのイメージを取得し、バックアップ先となるサーバー仮想化ソフトやストレージにコピーする仕組み。転送データ量の削減手段として、転送データの重複排除や増分バックアップ機能を備える。

 Veeam Backup & Replicationは、サーバー仮想化ソフトと通信可能なコンピュータであれば、外部のコンピュータや仮想サーバーなどどこで動作しても構わない。稼働OSは各種Windows(Windows XP/Vista/7/8、Windows Server 2003/2008/2012)で、スタンドアロンで動作する。バックアップ対象ごとに複数のVeeam Backup & Replicationを並列動作させて処理負荷を分散する使い方も可能だ。

レプリカ用にWAN高速化を内蔵

 今回の新版では、遠隔地へのレプリケーションを高速化する手段として、WAN高速化機能を内蔵した。レプリケーション先のサーバー(バックアップ用のストレージを接続したサーバー)に対して専用のソフトウエアをインストールすることにより、このサーバーとレプリケーション元のサーバーの間でWAN高速化によるデータ転送が可能になる。

 新版ではまた、サーバー仮想化ソフトのスナップショット機能のほかに、特定のSANストレージが備えるスナップショット機能を利用できるようにした。これにより、サーバー仮想化ソフトの負荷を以前よりも低減できる。利用可能なSANストレージは、米Hewlett-PackardのHP StoreVirtual VSA、HP StoreVirtual(Lefthand、P4000)、 HP 3PAR StoreServ。

 今回からさらに、バックアップ媒体としてSAN/NAS/ローカルディスクのほかに、テープ装置を使えるようにした。VTL(仮想テープライブラリー)とスタンドアロン型のテープ装置を利用できる。また、クラウド運用ソフトであるvCloud Directorに登録されている仮想マシンイメージ(vAppやVM)を、vCloud Directorから直接バックアップ/リストアできるようにした。

機能に応じて3つのエディションを用意

 エディション構成は、Standard、Enterprise、Enterprise Plusの3つ。上位のEnterpriseでは、テープバックアップが可能である。また、バックアップデータからオブジェクト単位で抽出できるようにしている。最上位のEnterprise Plusでは、このほかに、WAN高速化機能を搭載した。REST APIを用いた外部連携も可能である(他のエディションはPowerShellによるコマンド起動のみ)。

 ライセンスは、バックアップ対象となる仮想サーバーを動作させているサーバー仮想化ソフトのCPUソケット単位でかかる(CPUソケット当たりのコア数は標準では6コアまで)。価格(税別)は、StandardがCPUソケット当たり13万2000円、EnterpriseがCPUソケット当たり19万8000円など。