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 米Dellは8月27日、中国北京で記者向けに戦略発表会を開いた。幹部とともに登場したDellの創業者兼CEOのMichael Dell氏はソリューション分野の戦略について説明したほか、2月に発表した株式非公開化計画について、「Dellの将来に楽観している」と語った。

非公開化によりソリューション戦略を加速

写真●Dell創業者兼CEOのMichael Dell氏
Dell創業者兼CEOのMichael Dell氏
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 Dellは2月、1984年に創業したDell氏とSilver Lake Partnersらが自社を買収し、非公開企業となる計画を発表した。この計画は株主による承認を得る必要があり、2度の延期を経て9月27日に株主投票が予定されている。

 Dell氏は非公開企業となるメリットについて、3つの分野の投資が容易になると説明したーー1つ目は製品、2つ目はセールス(営業)、3つ目は市場だ。1の製品への投資については、Dellはハードウェア、ソフトウェア、サービスを組み合わせたソリューションベンダーへの転身を進めており、これを加速できるとみる。「非公開企業になることで、ソフトウェアやサービス関連の製品拡充、研究開発への投資を加速できる。Dellは顧客にフォーカスしており、顧客が直面する課題を解決するソリューションの提供をさらに強化できる」とDell氏。2つ目は営業部隊への投資を通じて、さまざまな顧客にリーチできるようになるとし、3つ目は中国など高い成長が見込める途上国への投資を加速したいという。

 これら3分野と平行して、「PCなどクライアント事業への投資も継続する」とDell氏、PC市場の縮小を示すデータが調査会社などから出ているがPCへの将来も楽観した。「この2四半期、PC市場でシェアを伸ばしているのはDellだけだ。今後もシェア拡大を図る」とし、ソリューションへの拡大を図りつつPC事業を重視する戦略を強調した。