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 「LTEのエリア競争はこの秋にはKDDIのダントツ勝ちに収束すると思っている」――。KDDIの田中孝司社長(写真1)は2013年9月2日に開催した同社のネットワークに関する記者会見でこう述べた。

写真1●通信障害対策とLTEネットワーク戦略について語るKDDIの田中孝司社長
写真1●通信障害対策とLTEネットワーク戦略について語るKDDIの田中孝司社長
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 KDDIは2013年前半、立て続けに大きなネットワーク障害を起こした(関連記事:「4G/スマホ時代への対応に甘さがあった」、KDDI田中社長が一連のLTE障害で謝罪)。今回の会見では、一連のLTE通信障害の要因となった、LTEのコア・ネットワークの制御装置「MME」(Mobile Management Entity)のソフトウエアバグの対処を8月中旬に完了し、6月10日時点で19台だったMMEの台数を8月末までに60台まで拡充したことなどで、「障害対処フェーズは終わった」(田中社長)と宣言した(写真2)。さらに「これからLTEネットワークは強化フェーズに入る」(同)と続け、他社とのエリア競争については冒頭のような勝利宣言が飛び出した。

写真2●一連のLTE通信障害の対策は完了したと宣言
写真2●一連のLTE通信障害の対策は完了したと宣言
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 KDDIがこの時期に会見の場を設けたのは、障害対応が終了したことに加えて、9月中にも次期iPhoneの発表が噂される中、携帯電話事業者間の最大の競争ポイントになってきたネットワークについて、今一度アピールしたいとの狙いがあると見られる(関連記事:スマホ戦略が早くも曲がり角、ネットワークが最大のポイントになった理由)。