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 楽天は2013年9月2日、ビデオストリーミングサービスを世界で展開する米ヴィキを買収し、完全子会社化すると発表した。買収額や条件は非公表だが、米オールシングスデジタルは買収額が2億ドル(約200億円)であると報じており、楽天も大筋でその報道を認めている。

 ヴィキは2010年12月に設立され、動画配信サイトから世界各国のテレビ番組や映画、ミュージックビデオなどのビデオコンテンツを提供している。月間視聴者数は全世界で2200万人以上で、1日あたりの延べ視聴時間は4000万分以上。視聴者のコミュニティがクラウド上で著作権取得済みのコンテンツに字幕を付けており、160以上の言語に対応している。

 ヴィキの主な収益源は、ビデオ再生中に挿入される動画広告の広告料。ネットフリックス(Netflix)など他の動画サイトにも一部のコンテンツを有料で供給している。今後は、サブスクリプションベースの有料サービスも検討するなど、新しい収益モデルを構築するとしている。

 楽天は、2012年にスペインの動画配信サービス事業者ウアキ・ティーヴィー(Wuaki.tv)を買収、デジタルコンテンツ分野に本格参入するとしていた。今回買収するヴィキは、インターナショナルコンテンツを多数提供しており、ウアキ・ティーヴィーのコンテンツラインアップを補完するとともに、楽天のデジタルコンテンツサービスを強化する役割を担うという。また、ヴィキの海外拠点やコンテンツ、言語解析ノウハウ、視聴者コミュニティといった資産を活用し、楽天の海外における経済圏をさらに拡大するとしている。