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 リコーは2013年9月6日よりドイツ・ベルリンで開催中のIFA 2013にブースを出展し、全天球(360度)を撮影可能な新型デジタルカメラ「THETA」(シータ)を展示した(写真1写真2)。リコーによれば、撮影者自身を取り巻く全天球を撮影できるコンシューマー製品としては世界初となる。

写真1●IFA 2013のリコーブース
写真1●IFA 2013のリコーブース
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写真2●「THETA」本体とiOS用アプリ
写真2●「THETA」本体とiOS用アプリ
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 THETAは、スティック状のデジタルカメラ。端末の両面にレンズを搭載しており、2つのレンズで撮影した画像を組み合わせることで、全天球(360度)の画像を生成する(写真3)。本体に液晶ディスプレイは搭載しないが、スマホと連携する。現時点でiOS用のアプリが提供されており、Android版も年内に提供予定となっている。

写真3●本体の両面にレンズを搭載、360度を撮影する
写真3●本体の両面にレンズを搭載、360度を撮影する
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写真4●ブース内で撮影した写真の例。アプリで自由に回転、拡大できる
写真4●ブース内で撮影した写真の例。アプリで自由に回転、拡大できる
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 撮影はTHETA本体のシャッターボタンだけでなく、iOSアプリ側からのリモート撮影も可能。写真はTHETAに内蔵された4GBのフラッシュメモリーに保存できるほか、アプリによる転送ができる。撮影した360度の画像は、アプリ上で自由に回転、拡大することができる(写真4)。Android用アプリも年内の提供を予定する。

 本体は重さ95g、長辺が129mmと小型軽量。底面には充電用のmicroUSBポートおよび三脚用の穴を備える。iPhoneとの接続が無線LANを用いており、ブースではiPhone側から端末のSSIDを探して無線LAN接続していた。

 THETAに合わせて公開したWebサイト「theta360.com」では、オンラインストレージ機能も無料提供する。アップロードした画像をFacebook、Twitter、TumblrなどのSNSや、米Microsoftによる「Photosynth」で共有することもできる。WindowsおよびMac用のビューアーソフトウエアも提供する。

 販売はtheta360.comを通じてオンラインで行う。発売地域は米国、英国、フランス、ドイツで、価格は北米で399ドル、欧州で399ユーロ。日本でも年内の発売を目指しており、価格は追って発表する。

 今後の展望についてブース担当者は「THETAの技術を応用したビジネスは検討しているが、まずはTHETAをコンシューマー向けに売っていく。気軽に持ち歩ける大きさなので、まずは360度の撮影を楽しんでほしい」(ブース担当者)と位置付けを説明した。IFAに出展した理由としては、「日本だけでなく、北米や欧州での販売にも力を入れている。CESなど他の展示会にも出展していきたい」(同)と意気込みを語った。