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デジタルアーツの道具登志夫社長
デジタルアーツの道具登志夫社長
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ネット教育アナリストの尾花紀子氏
ネット教育アナリストの尾花紀子氏
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「スマホにひそむ危険 疑似体験アプリ」の画面イメージ
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 デジタルアーツは2013年9月10日、同年8月5~6日に実施した「未成年の携帯電話・スマートフォン利用実態調査」の調査結果を発表した。調査対象者は携帯電話やスマートフォンを持つ10~18歳の男女、およびその保護者の合計1236名。インターネット上で調査し、ネット教育アナリストの尾花紀子氏が監修した。

 調査結果によると、未成年者のスマートフォン所有率は50.0%と、2012年11月の37.4%から12.6ポイント増えた。特に高校生は男子が69.9%、女子で74.8%と約7割に達している。

 また閲覧できるWebサイトや使用アプリなどを制限するフィルタリングソフトの利用者は、未成年者全体で32.8%。学校別では小学生で男子30.1%、女子32.0%、中学生で男子45.6%、女子41.7%、高校生で男子31.1%、女子16.5%だった。特に高校生は「自由に見られない」ことを理由にフィルタリング使用率が低下している。

 一方、ネットに「公共の場でのいたずら」「有名人のプライベート」などの情報を発信したことによって非難を受けたことがある未成年者は全体の6.1%、特に高かった女子高校生では10.7%に達した。情報発信するときに何も気をつけていない未成年者が45.1%に及んでいる。

 デジタルアーツの道具登志夫社長は「スマートフォンが増えて危険が高まっているのに、フィルタリングの使用率は減っている。スマートフォンの楽しさや、『LINEを使わないといじめられる』といった義務感にフィルタリングソフトが負けている現状だ。子供にフィルタリングを提供するだけでなく、子供の欲求を達成しつつ、どこからが危険なのかを、実情に合わせて伝えられるフィルタリングを目指したい」と調査への感想を述べた。

 同社では、スマートフォンの危険性を疑似体験できるアプリ「スマホにひそむ危険 疑似体験アプリ」を8月21日から公開している。こちらは現在までにおよそ1万本がダウンロードされた。

 調査を監修した尾花紀子氏は、未成年者をネット内でのいじめから守る方法について、「子供同士のLINEのやり取りを保護者や教職員がのぞくことはできない。一般的に、デジタルツールが普及すると会話が減ってくる。アナログのコミュニケーションの大切さを見直してほしい。学校でも、環境作りによっては、『最近LINEでこんなやり取りがあるんだけど…』と子供から相談してくれることがある。人間同士の会話によって、デジタルツール内でのやり取りを“見える化”する必要がある」と、コミュニケーションの見直しを勧めた。フィルタリングを利用する場合も、「細かなカスタマイズを子供と相談しながら設定するなど、コミュニケーションをとりつつ利用するとよい」と語った。