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写真1●アンドリュー・メンデルソン氏
写真1●アンドリュー・メンデルソン氏
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写真2●本番DBをコピーして開発DBを素早く用意
写真2●本番DBをコピーして開発DBを素早く用意
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 「Oracle OpenWorld San Francisco 2013」の2日目、データベース・ゼネラル・セッションに、アンドリュー・メンデルソン氏(データベースサーバー担当技術 シニア・バイスプレジデント)が登壇(写真1)。同社のデータベース最新版「Oracle Database 12c」について、そのメリットと共にユースケースを披露した。

 「仮想マシンを使ってDB統合を図っても、DBの数は減らないし、DB運用のコストも下がらない」。メンデルソン氏は顧客の声を借りる形で、サーバー統合をベースにしたDB統合の課題を指摘。12cであれば、「複数あるDBのバックアップが一つにまとめられるし、パッチ適用も一つのDBに対して1回行うだけで済む」と、そのメリットを強調した。

 マルチテナント・アーキテクチャーを採用した12cでは、メモリーや管理用プロセス、制御ファイルといった、どのDBにも共通する機能を「コンテナ・データベース(CDB)」として集約。その配下で「プラガブル・データベース(PDB)」と呼ぶ業務別DBを複数稼働させることができる。

 メンデルソン氏は、マルチテナント・アーキテクチャーを生かしたユーザーケースを二つ紹介した。一つは、開発DBを数多く作る必要がある環境で、本番DBをコピーすることで作業の効率化を図るもの(写真2)。まず、ERP(統合基幹業務システム)やCRM(顧客関係管理)といった本番DBのクローンDBを作成。そのクローンDBを本番のコンテナ・データベースから引き抜き(アンプラグ)、開発用のコンテナ・データベースに差し込む(プラグイン)。これで、本番DBと同じ内容の開発DBが出来上がる。

 アンプラグ/プラグインにより、サービスレベルを調整しようというのが二つ目のユースケースだ。メンデルソン氏が示した例では、障害対策について「GOLD」「SILVER」「BRONZE」という三つのサービスレベルを用意。運用中にサービスレベルを上げたくなった場合、そのDBをアンプラグし、よりサービスレベル高いコンテナ・データベースにプラグインすることで対応できる。「データベース・アズ・ア・サービス(DaaS)をオンプレミスで展開するようなときも、こうした12cのマルチテナンシーが生かせる」(メンデルソン氏)。