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写真●アビームコンサルティング(タイ)の四十谷裕之 マネージング・ディレクター
写真●アビームコンサルティング(タイ)の四十谷裕之 マネージング・ディレクター
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 「日本で蓄積した知見をASEANで生かす」──。アビームコンサルティング(タイ)の四十谷裕之マネージング・ディレクターは2013年9月27日、タイの首都バンコクで開催されている「アジアICTカンファレンス」に登壇し、こう述べた(写真)。

 四十谷マネージング・ディレクターは、タイにおける自動車産業の現状と今後の見通しについての見解を示した。自動車を初めて購入するユーザーなどに向けたタイ政府の税制優遇策、「First Entry Car Inentives」を受けて、2012年度のタイでの自動車販売は前年度比で7割以上増えて144万台だったという。ただし、そのうちの83%が同制度を使っており、2012年末に同施策は終了した。「2013年度も堅調な成長を見込めるが、きめ細かい施策が必要だ」(四十谷マネージング・ディレクター)。

 自動車メーカーは、顧客と接することができるディーラーから的確な情報を収集することで、市場に則した製品供給や開発に取り組むことができる。一方で、ディーラーは顧客をファンにすることで囲い込みが可能になる。

 そこで四十谷マネージング・ディレクターはタイにおいて、ディーラー向けのERP(統合基幹業務システム)を活用し、自動車産業において末端から需要をすくい上げる仕組みを構築しなければならないと説く。「日本で蓄積した自動車業界向けのシステム構築の知見を、ASEANでも生かす」と、四十谷マネージング・ディレクターは強調した。

 アジアICTカンファレンスは日系現地法人の経営者やIT関係者と日系IT企業の幹部が一堂に会し、現地におけるICT活用の勘所について議論するもの。タイの情報通信技術省とソフトウェア産業振興機構(SIPA)が主催する同国最大規模のITイベント「ASOCIO Summit 2013 & Software Expo Asia 2013」におけるセミナー企画として開かれている(関連記事)。