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 米Twitterが新規株式公開(IPO)で最大10億ドルの調達を目指していることが、現地時間2013年10月3日に同社が米証券取引委員会(SEC)に提出した書類から分かった。公開する株式数や価格、日程は確定していない。

 また同社は今回の書類で、財務状況も明らかにした。2012年の売上高は3億1690万ドルで、2011年と比べ198%の成長を遂げた。純損失は7940万ドルで同38%縮小した。売上高の内訳は、広告収入が2億6940万ドルで同247%増加。Twitterが収集したデータへのアクセスをパートナー企業に許可するデータライセンシングの収入は4750万ドルで同66%増加した。

 2013年前半の売上高は2億5360万ドルで2012年前半と比べ107%増加した。内訳は広告収入が同119%増の2億2140万ドルで、データライセンシング収入が同53%増の3220万ドルだった。純損失は6930万ドルとなり同41%拡大した。

 2013年3~6月の平均月間アクティブユーザー(MAU)は2億1830万人以上で1年前と比べ44%増加。平均MAUの75%がモバイルからアクセスしており、広告収入の65%以上をモバイルが占めるという。

 Twitterは9月12日にIPO申請を明らかにしていた(関連記事:TwitterがIPOを申請、上場は2014年初めになるとの観測)が、これまで新規事業活性化法「Jumpstart Our Business Startups Act(通称JOBS法)」のもと財務諸表などを公開していなかった。

 ちなみに2012年5月の米FacebookのIPOは売り出し価格が38ドルで調達額は約161億ドルだった(関連記事:FacebookがNASDAQ市場に上場、時価総額は8.2兆円に)。IPOの前年の売上高は37億ドル、純利益は10億ドルで、2011年末時点のMAUは8億人以上だった。

 Twitterの大株主の持ち株比率を見ると、共同創業者のEvan Williams氏が12.0%、米ベンチャーキャピタルBenchmark CapitalのジェネラルパートナーでTwitter取締役も務めるPeter Fenton氏が6.7%、共同創業者兼会長のJack Dorsey氏が4.9%、最高経営責任者(CEO)のDick Costolo氏が1.6%となっている。

 英メディアの報道(Financial Times)によると、Twitterの時価総額は120億~150億ドルと見積もられている。150億ドルとした場合、Williams氏が保有する株式の資産は18億ドル、Dorsey氏は7億3500万ドルとなる。

[発表資料(SECへの提出書類)]