PR
写真●「OpenERP」のプロジェクト管理機能の画面例
写真●「OpenERP」のプロジェクト管理機能の画面例
[画像のクリックで拡大表示]

 2013年10月11日まで東京ビッグサイトで開催中の「ITpro EXPO 2013」で、上海と香港に拠点を持つOS Consulting Groupと、沖縄県に拠点を持つIT企業アクアシスが、オープンソースソフトウエア(OSS)のERP(統合基幹業務システム)パッケージ「OpenERP」を展示している(写真)。

 「欧州発のERPのためフランスなどで導入実績が多く、最近ではアジア諸国でも導入が増えている製品。日本での導入はほとんどないので、出展を機に日本企業への認知を高めたい」とOS Consulting Groupの田代祥隆氏は話す。

 OpenERPは会計、販売、購買、在庫、生産管理、人事給与に加えCRM(顧客関係管理)やプロジェクト管理、POS(販売時点情報管理)といった業務機能に加え、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)やスケジュール管理といったコミュニケーション支援機能を持つ。「1000種類以上の機能があり、中小企業を中心にカスタマイズをほとんどしないで導入できる」とアクアシスの山城智美氏は説明する。

 OpenERPはWebベースのソフトウエアで、開発言語は「Python」だ。ベルギーに本社を置くOpenERP社が、コミュニティの取りまとめや保守サポートなどのサービスを提供している。現時点で日本企業への導入を前提にしたパートナーはOS Consulting Groupとアクアシスの2社のみ。OS Consulting Groupは日本企業のアジア拠点への導入を目指す。アクアシスは2012年からOpenERPの導入支援を始め、日本企業への導入実績は物流や美容などの業種で4社あるという。

 OpenERPのライセンス料は無料だが、OpenERP社が提供する年間約3900円の保守サービスに加入すると、「パッチを提供するなどの保守サポートのほかに、バージョンアップ時にデータベースの移行をOpenERP社が提供するといったサービスを受けられる」(田代氏)。画面の日本語化はOS Consulting Groupとアクアシスの両社で進めている最中で、「会計やPOSといった機能の日本語化は既に済んでいる」(山城氏)状態だ。

 OS Consulting Groupがパイロットで導入支援をする場合、システム構築のサービス料金は約30万円程度だ。アクアシスは日本の中小企業向けにクラウドサービスとしてOpenERPを提供する。アクアシスのクラウドサービスは月額5000円からで、POSや会計、在庫管理といった機能を提供している。クラウドサービスのインフラにはアマゾン ウェブ サービスを利用している。