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 日本HP テクノロジーコンサルティング統括本部 プリセールス本部 モビリティソリューション部の箱崎勝彦氏は2013年10月11日、東京ビッグサイトで開催された「HPクライアント仮想化フォーラム in ITpro EXPO 2013」で「ワークスタイル変革に向けた仮想化とユニファイドコミュニケーションの可能性」と題する講演を行った(写真1)。

ワークスタイルを変えるには今の働き方を全否定せよ

写真1●HPクライアント仮想化フォーラム in ITpro EXPO 2013で講演する日本HP テクノロジーコンサルティング統括本部 プリセールス本部 モビリティソリューション部の箱崎勝彦氏
写真1●HPクライアント仮想化フォーラム in ITpro EXPO 2013で講演する日本HP テクノロジーコンサルティング統括本部 プリセールス本部 モビリティソリューション部の箱崎勝彦氏
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 「なぜワークスタイルを変えなければないないのか」。箱崎氏は顧客と話をするなかで、その答えが大きく4つに分かれることが分かったと話す。コミュニケーションの改善、社員向けサービス向上、業務継続、コスト削減――の4つだ。

 また、ワークスタイルを変えるときの最初のポイントとして、働き方の視点を変えることを挙げた。例えば、「どこで働くのかが重要」だったのを「何をやるべきかが重要」というふうに考え方を変えたり、「何時間働いたかを重視」していたのを「成果に基づく評価を重視」に変えたりするといったこと。「極端に言えば、今の働き方を全否定すべきだ」と箱崎氏は強調する(写真2)。

 働き方を変えるためのITツールの見直しも必要である。多くのビジネスパーソンはコンシューマ向けのスマートフォン(スマホ)アプリやSNSなどを個人的に利用している。それらを業務でも利用したいという要望がIT部門に向けられるかもしれないが、承諾するべきではない。同種のエンタープライズ向けのソリューションを検討するべきであるとする。

働き方を変えるのに有効なクライアントの仮想化

写真2●ワークスタイルを変えるときの最初のポイントは働き方の視点を変えること。今の働き方を全否定する覚悟が必要だ
写真2●ワークスタイルを変えるときの最初のポイントは働き方の視点を変えること。今の働き方を全否定する覚悟が必要だ
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 では、ワークスタイルを変えるためにどんなソリューションが必要なのだろうか。「一言で言うと、“モビリティ”だ」と箱崎氏は述べる。

 箱崎氏の言うモビリティとは、人やアプリケーション、データなどにどこからでもアクセスできるITサービスの集合体のこと。「自席から離れても、自分に与えられているすべてのサービスを利用できることが重要であり、それを実現するソリューションの1つとしてクライアントの仮想化がある」(箱崎氏)。

写真3●重要な社内情報を扱う部門にはVDI方式を適用し、外出の多い部門にはFAT方式を適用するといった柔軟性が必要
写真3●重要な社内情報を扱う部門にはVDI方式を適用し、外出の多い部門にはFAT方式を適用するといった柔軟性が必要
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 クライアント仮想化を進めていく上で注意すべきなのは、すべての社員をひとまとめにして、クライアント仮想化だけで対応しようと考えないこと。例えば、重要な社内情報を扱う部門にはシンクライアントを使ったVDI(デスクトップ仮想化インフラ)方式を適用し、外出することが多い部門にはセキュリティを担保したFAT(ファットクライアント)方式を適用するといったように、社員の働き方によってソリューションを使い分けた方がいい場合もあるからだ(写真3)。