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写真1●AccessNow v3.0でPowerPointを使った場合の使用帯域(従来版と比べて帯域が半減)
写真1●AccessNow v3.0でPowerPointを使った場合の使用帯域(従来版と比べて帯域が半減)
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写真2●AccessNow v3.0で動画を再生した場合の使用帯域(RDP 7.1と比べて帯域を10分の1程度に削減)
写真2●AccessNow v3.0で動画を再生した場合の使用帯域(RDP 7.1と比べて帯域を10分の1程度に削減)
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 アシストは2013年10月15日、VDI(デスクトップ仮想化)ソフトの一種で、HTML5を使ってWindowsの画面をリモート操作できるようにするミドルウエアの新版「Ericom AccessNow v3.0」を発表した。11月30日に出荷する。新版では、データ圧縮によってWindows標準のRDP(Remote Desktop Protocol)を高速化できるようにした。価格(税別)は、1指名ユーザー当たり1万2360円。開発会社はイスラエルEricom Software。

 AccessNowは、Windowsのシンクライアント(画面情報端末)プロトコルであるRDPをHTML5(WebSocket)に変換するゲートウエイサーバーソフトである。リモート操作対象のRDPホスト(仮想デスクトップなど)にインストールして使う(RDPホストから切り出して別のサーバーに導入することも可能)。AccessNowがRDPホストとHTML5(Webブラウザー)を仲介することで、Webブラウザーからは直接RDPで接続することなくRDPホストをリモート操作できる。

 今回の新版では、RDPを圧縮することによってシンクライアントの通信を高速化する「Ericom Blaze」機能を追加。通信に必要な帯域を、低く抑えられるようにした。具体的には、従来版(現行版)のAccessNow v2.4と比べて帯域利用量を半減させた(写真1)。一般的なオフィスアプリケーションであれば、下り1.5Mビット/秒程度で快適に使えるとしている。さらに、AccessNowを使わずにRDP 7.1で直接アクセスした場合との比較では、動画再生時の帯域利用量を10分の1程度に削減できたとしている(アシストでの検証結果、写真2)。

 従来は、RDPを圧縮するEricom Blaze機能を使うためには、シンクライアント側にEricom Blazeのクライアントソフトをインストールする必要があった。同社ではこれまで、シンクライアント形態として、RDPクライアント、Ericom Blazeクライアント、HTML5(AccessNow)の三つを用意していたが、HTML5(AccessNow)環境ではEricom Blaze機能を利用できなかった。今回これを改め、HTML5(AccessNow)を使いながらRDPを圧縮して高速化できるようにした。

VDIサーバー「PowerTerm WebConnect」のHTML5接続を切り出す

 なお、Ericom Blazeのサーバー機能(RDPを圧縮変換するゲートウエイサーバー機能)としては、RDPホストに直接インストールする方法に加えて、VDIのコネクションブローカーソフト「PowerTerm WebConnect」を利用できる(関連記事:アシスト、HTML5で操作できるデスクトップ仮想化ソフト)。

 VDIサーバーソフトのPowerTerm WebConnectは、HTML5(AccessNow)のサーバー機能も兼ねている。そのため、PowerTerm WebConnectを導入したVDI環境では、RDPホスト側にAccessNowのサーバー機能を別途用意する必要はない。製品の位置付けとしては、AccessNowはPowerTerm WebConnectが備えるHTML5接続機能を切り出して単体製品化したもの、となる。単体のAccessNowが提供する機能のほとんどは、PowerTerm WebConnectでも利用できる。