PR

 ソフトバンクは2013年10月19日、12億6000万ドル(約1230億円)を投じ、携帯電話端末の卸売りなどを手掛ける米ブライトスターを買収すると発表した。ソフトバンクは2013年7月に米携帯電話3位のスプリント・ネクステル(現スプリント)を買収しており、端末の調達規模を拡大して日米で競争力を高めていく。

 日本時間の2013年10月18日に合意した。まず、ソフトバンクは米国の特別目的子会社に対して12億6000万ドルを投資。このうち、約11億500万ドルでブライトスターの株式100%を取得し、残りの1億5500万ドルはブライトスター自身の事業展開に活用する。

 株式取得は2013年11~12月を予定しており、その対価として、ブライトスターの大株主で会長兼CEOを務めるマルセロ・クラウレ氏が米国の特別目的子会社の株式約43%を所有する。この結果、ソフトバンクの出資比率は約57%に下がるが、今後5年間かけて約70%に引き上げる取り決めになっているという。

 ブライトスターとの間では、一定の携帯電話端末やアクセサリー、サービスについて、ソフトバンクグループの通信各社に独占供給する契約も結んだ。販売、携帯端末の物流・在庫管理、携帯電話端末にかかわる保険/買い戻し/下取り/マルチチャネル販売、エンドユーザー向けファイナンスなどについても優先供給を受ける権利を得たという。

 ブライトスターの2012年12月期の連結売上高は前期比11.4%増の63億1291万ドル、営業利益は同4.4%増の1億7722万ドルと、業績は好調。米国では1年などの短期間で買い替えを促すプランの登場により、端末市場が活性化しつつある。一方、新興国では中古端末が人気。日本を含め、顧客から買い取った中古端末を新興国に流通させることで、まだまだ成長を見込める。ブライトスターは世界50カ国以上に拠点を所有し、125カ国以上で各種サービスを展開している。