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 シーティーシー・エスピー(CTCSP)は2013年10月22日、スケールアウト構成で動作する米Caringoのオブジェクトストレージソフト「CAStor」の販売を同日付で開始したと発表した。主な特徴は、OSのファイルシステムを使わないことで、アクセス効率を高めていること。価格(税別)は、ノード数に依存せず、ストレージ容量1Tバイト当たり9万6000円。

 CAStorは、ファイル名ではなく固有のID(ハッシュ値)でオブジェクトを管理するCAS(Content Addressed Storage)方式の、オブジェクト格納ストレージソフトウエアである(関連記事:クラウドストレージはファイルシステムを使わない「zeroFS」へ)。CAStorを動作させたx86サーバーがストレージになり、専用のREST APIを使ってデータを出し入れする。クラスタリング構成をとっており、全ノードが対称型で動作し、どのノードもリクエストを受けられる。

 最大の特徴は、ベアメタル型で動作し、OSのファイルシステムを使っていないことである。ディスク上にはデータしか書かず、インデックス情報などはすべてPCサーバーのメモリー上に配置する仕組みである。ファイルシステムの情報がディスク上に書かれていないので、データを読みにいくまでの前処理にかかる時間が短くて済む。

 これに対して、OSのファイルシステムは、ディレクトリとファイルというツリー構造のインデックスがディスク上に配置されており、データを読むためにはまずこのインデックス情報にアクセスしなければならない。このため、OSのファイルシステムを利用する一般的なオブジェクトストレージには、ファイル数が増えていくとスケーラビリティーを確保できなくなるという問題があるという。

 オプションで、各種のソフトを用意している。例えば、「Content File Server」は、ファイルサーバー(CIFS/NFS、FTP、WebDAV)としてデータにアクセスできるようにするフロントエンドのゲートウエイソフトである。「Cluster Service Node」は、CAStorの運用に必要になる各種のサーバー機能(DHCP、DNS、PXEブート、NTP)をまとめて提供するソフトである。「Content Router」は、複数のクラスタ間でデータをレプリケーションするゲートウエイソフトである。