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写真1●ExpEther I/O拡張ユニット(10G)の外観
写真1●ExpEther I/O拡張ユニット(10G)の外観
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写真2●SEGUENTE Express5800/52Xaの外観
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 NECは2013年10月24日、PCI Express(PCIe)仕様の周辺機器をイーサネット経由で利用可能にする製品群「ExpEther」において、イーサネットの伝送速度を1Gビット/秒から10Gビット/秒へと向上させた周辺機器接続用ユニット「ExpEther I/O拡張ユニット(10G)」(写真1)を発表した。11月25日に出荷する。

 ExpEtherとは、パソコン(ワークステーション)のPCI Expressバスをイーサネットで延長する機器である。LANケーブルやLANスイッチを介してグラフィックスカードなどのI/Oカードを利用できるように、PCI Express通信をイーサネットフレームでカプセル化する。この変換のために専用LSIを開発しており、この専用LSIを搭載した製品として、ホストアダプター「ExpEtherボード」と、周辺機器接続用の「ExpEther I/O拡張ユニット」を用意している。

 ExpEtherボードは、ワークステーションのPCI Expressスロットに挿すだけで使用できる(ロープロファイル形状)。マザーボードの機能拡張やOSのデバイスドライバーなどは要らない。というのは、ExpEtherボードとExpEther I/O拡張ユニットに搭載された専用LSIがExpEtherの存在を隠し、あたかもI/OカードがPCI Expressで直結しているように見えるからである。

10GbEでPCIeカードを接続可能に

 今回、ExpEther I/O拡張ユニットに、伝送速度を従来モデルの10倍の10Gビット/秒とした上位モデルを追加した。これにより、GPGPUカードを使った計算処理などのように、I/Oカードとワークステーション間のデータ転送速度が求められるケースで、以前よりも処理性能が向上する。例としてNECでは、ロープロファイルのPCI Expressスロットを1個しか持たないワークステーションでも「nVIDIA Tesla K20」を2個使ったGPGPU処理が可能になる、としている。

 ExpEther製品群の価格(税別)は、以下の通り。今回発表のExpEther I/O拡張ユニット(10G)は、イーサネットポートであるSFP+モジュールが付かないモデルが25万円、SFP+モジュール付きが35万円。一方、既存のExpEther I/O拡張ユニット(1G)は、4万円。

 一方、ExpEtherボードの価格は、以下の通り。1Gビット/秒×2ポートの「ExpEtherボード(伝送速度:2Gbps)」は、組み込み専用で2万5000円、単体出荷で3万円。10Gビット/秒×2ポートの「ExpEtherボード(伝送速度:20Gbps)」は、SFP+モジュールなしが、組み込み専用で14万8000円、単体出荷で15万8000円。SFP+モジュール付きが、組み込み専用で19万8000円、単体出荷で29万8000円。

 なお、ExpEtherボードは、原理的にはPCI Expressスロットを備えたあらゆるサーバー/ワークステーションで利用できる。だが、NECは、同社のワークステーションのオプション製品として販売する。NECは、ExpEther I/O拡張ユニット(10G)の発表に合わせて、A4サイズと省スペースなワークステーション新モデル「SEGUENTE Express5800/52Xa」を発表している(写真2)。