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NTTコミュニケーションズの新サービス「Arcstar Smart PBX」のデモンストレーション。キャリア・機種を問わずスマートフォンや固定電話を内線電話機として利用できる
NTTコミュニケーションズの新サービス「Arcstar Smart PBX」のデモンストレーション。キャリア・機種を問わずスマートフォンや固定電話を内線電話機として利用できる
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NTTコミュニケーションズの「Web電話帳」のデモ。スマートフォンで使う業務用電話番号をクラウド上で一元管理できる
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 NTTコミュニケーションズ(NTTコム)は2013年10月24日~25日に開催した「NTTコミュニケーションズフォーラム2013」の中で、私有のスマートフォンを業務用の電話機として使うための中堅・中小企業向けBYOD(私物デバイス活用)関連の新サービス「Arcstar Smart PBX」(仮称、写真1)を発表した。2014年3月までにサービス提供を開始する予定である。

 Arcstar Smart PBXはPBX(構内電話交換機)をNTTコムが管理するクラウド環境に置くサービスだ。スマートフォンに「050 plus for Biz」アプリを入れておけば、社内外のどこにいても、一般的なビジネスフォンと同様に機能する。各端末には内線番号を割り振ることができ、相手が社外にいても無料の「内線」電話をかけることができる。

 外線は代表電話番号にかかった電話をスマートフォンに着信させることが可能だ。誰かが取った電話を別の人に割り振ったり転送したりするビジネスフォンによくある機能(いわゆるパーク・ピックなど)も利用できる。私物のスマートフォンから外線発信する場合は電話料金がかかるが、アプリからの発信分の料金は法人に請求する「公私分計」に対応している。

 料金体系は検討中だが、初期費用はかからず、1社当たり月額数千円程度の基本契約料金と、1端末当たり(1内線番号当たり)月額数百円程度の端末利用料金を設定する方向である(別途外線電話料金がかかる)。

 端末数は500台を上限とする。数十万円の初期投資を要する自前のPBXを運用する負担が大きい中堅・中小企業を主要顧客として想定。こうした企業では初期投資と運用費用の両面で大幅なコスト削減効果を期待できる。

キャリアやスマホの機種を問わず利用可能

 スマートフォンを業務用に使う類似のサービスはソフトバンクグループやKDDIグループなども展開している。NTTコムの新サービスは、端末や回線の種類を問わずに利用できるのが最大の特徴だ。アプリはAndroid用iOS用(iPhoneのほか、iPod touchやiPadも利用可能)があり、携帯電話事業者(キャリア)やスマートフォンの種類を問わずに利用できる。汎用品の固定IP電話機を内線端末として組み込むこともできる。

 スマートフォンを業務用電話機として使うという発想はこれまでにもあった。従来のサービスとの違いについて、NTTコムのボイス&ビデオコミュニケーションサービス部販売推進部門オフィスソリューション担当の鈴木正彦担当部長は、「これまでの同種のサービスでは、法人向けスマートフォンの同一機種を買いそろえたり、キャリアの回線契約に縛られたりするものが多く、中堅・中小企業が採用するには負担が大きかった。新サービスでは、アプリさえ入れれば私物のスマートフォンと社用のスマートフォンを自由に組み合わせて活用できる」と説明。PBXへの初期投資だけではなく、スマートフォン端末を新規に購入・契約する費用も抑えられるメリットを強調する。

 NTTコムは、Arcstar Smart PBXの機能を強化するためのオプションとして、クラウド環境で電話番号データを管理する「Web電話帳」サービスの開始も予定している(写真2)。業務用に使う電話番号や発着信履歴をスマートフォン端末側ではなく、クラウド側で一元管理できる。業務用に使う電話番号を端末に登録する手間が省けるうえ、端末側に電話番号や履歴が一切残さない仕組みのため、個人情報保護にも役立つという。