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写真●加藤和彦CFO(最高財務責任者)
写真●加藤和彦CFO(最高財務責任者)
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 富士通は2013年10月31日、2013年4~9月期の連結決算を発表した。売上高は前年同期比3.9%増の2兆1516億円、営業利益は同2.5倍増の108億円となった。

 主力の「テクノロジーソリューション」は売上高が1兆4629億円(前年同期比9.1%増)、営業利益が583億円(同33.3%増)と好調だった。ITサービスは金融や公共向けが堅調で、海外向けビジネスも円安の影響で増収となった。システムプラットフォームも、公共向けの大型システム商談が寄与して増収を果たした。

 携帯電話やPCなどの「ユビキタスソリューション」は売上高が4786億円(同12.9%減)で、営業損益は287億円の赤字に転落した。

 携帯電話事業の大幅な落ち込みが響いた。「上期の携帯電話出荷台数は月間20万台レベルで推移し、200億円を超える赤字になった」と加藤和彦CFO(最高財務責任者、写真)は述べた。これを受け、2014年3月期通期の携帯電話出荷計画を420万台(2013年3月期実績は650万台)へと下方修正した。

 一方で、PC事業は増収となった。個人向けは苦戦したが、法人向けでOSサポート終了に伴う買い換え需要に支えられた。

 半導体や電子部品からなる「デバイスソリューション」は売上高が3044億円(同13.3%増)で、営業損益は180億円の黒字に転換した。早期退職優遇制度の実施などによる、固定費削減が寄与した。

 2014年3月期通期の連結売上高予想を4兆6200億円へと上方修正した。ITサービスの増収を織り込み、7月に発表した予想から700億円増額した。営業利益予想については1400億円で据え置いた。携帯電話の落ち込みを、好調なITサービスなどでカバーするとしている。