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 NTTデータは2013年10月31日、スペインのIT企業エヴェリスグループを買収すると発表した。NTTデータの岩本敏男社長は買収の完了時期と金額について、「2014年3月までには完了したいと考えている。買収金額については、現時点で言えない」と説明する。

 NTTデータは2014年3月期の海外売上高として2750億円を想定している。エヴェリスグループの売上高をこの2750億円に合算すると、同社が目標として掲げている2016年3月期の海外売上高3500億円超を達成できることになる。「2015年3月期に通期でエヴェリスを連結できれば、1年前倒しで目標を達成できる」(岩本社長)。

 エヴェリスグループの2013年3月期の売上高は5億9100万ユーロ(1ユーロ134円の場合、日本円で792億円)。同社はマドリードに本社を置き、社員数は約1万人だ。「テレコム、金融、保険などに強く、チームを重視するなど当社に社風が似ている」と岩本社長は話す。

 エヴェリスグループ買収の狙いの一つは「中南米の強化」と岩本社長は強調。エヴェリスグループはスペイン語の開発を生かし、メキシコ、ブラジル、コロンビア、ペルー、チリ、アルゼンチンに拠点を持つ。スペインなどの欧州から中南米へ、メキシコからブラジル、アルゼンチン、チリへといった、ニアショア開発が強みだ。

 NTTデータは現在、2011年に買収したイタリア企業バリューチームの拠点をブラジルに持つ。「NTTグループで見ても中南米に拠点がある企業は少ない。中南米を強化することで、ブラジルなど中南米に進出している日系企業の受け皿にしたい」(岩本社長)と強調する。